20万枚の壁は高く…キンキ、「スシ王子!」主題歌収録でも初動19万枚

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オリコン週間シングルチャート速報が先ほど発表され、KinKi Kids「永遠に」が初登場首位となることが分かった。初動は19.0万枚で、前作からは約9000枚の増加となっている。
今回キンキには、ドラマ主題歌収録で再び初動20万枚台に乗せられるかという点で大きな注目が集まった。しかし今回も初動20万枚突破はならなかった。


キンキの前作との推移比較(暫定版)
キンキ結果

・補正係数1.79は先週の嵐と同等、しかし嵐を指数計で上回れず
今回キンキの暫定補正係数は1.79となり、補正的には先週の嵐とほぼ同等のものとなっている。しかし、指数計では先週の嵐を下回ったことから同等の補正でも週間売上は嵐以下となっている。
キンキは前作「BRAND NEW SONG」で自身のデビュー以来初めて初動20万枚を割れる事態となった。これまで安定して売上を重ねてきていただけに動揺も多く見られたが、それだけに今作への期待も同時に高まっていた。結果は、ドラマタイアップ込みでその前作を9000枚上回り、増加した売上枚数的には何も問題はない。それだけに前作でどうしてここまで落ち込んだのかが悔やまれるところとなっている。

・一度割れた20万枚の壁、もう一度超えるのは至難の業
キンキは初動増となっただけまだ良かったと言える。厳しいものだが、一度初動が下がり始めるとそのまま歯止めがかからずに転落の一途となる例も少なくはない。ただ、「初動増=これまでの水準まで売上が回復する」というわけではなく、キンキはこれまで保ってきた初動20万枚台という壁にはまたも届かなかったのだ。

前作「BRAND NEW SONG」の時はやはり何かがおかしかった。キンキとしては久々の軽快なナンバーであり、発売前はこれなら20万枚は堅いと言われ続けた中での初動減だったからだ。しかもそれはただの初動減ではなく初動20万枚を割れてのものとなった。
今作「永遠に」ではその初動20万枚の壁を越えられるかに期待が集まった。しかし初日の指数から見れば既に20万枚突破のペースではなく、前作以上のスタートを見せたにもかかわらずその後は連日前作の指数下落率以上のものとなり、3日目からは前作の指数を下回った。

キンキの指数推移比較
キンキ指数

初日型の傾向が加速している以上、初日で前作を下回ることがあれば「即前作割れ確定」という判断を出すしかない。今回のキンキはそれはなかったものの、後半の推移がで、明らかに粘れなくなっていることを証明してしまったのだ。
今回は結果的に初動19.0万枚となった。20万枚の壁にはまたも届かず、一度離れた売上を取り戻すのがどれだけ難しいことであるが鮮明となる結果となったのだ。

・キンキの初動は間違いなく「9000枚増加」している
ここまで色々と述べてきたが、キンキの初動は前作より増えている。それがタイアップ次第なのか曲次第なのかは数字的に判断が難しいところだが、初動自体は増えているのである。上で述べたことも、結局はあくまで一つの見方でしかない。
この結果で楽観視できるのか、それとも厳しい見方をしなければいけないのか。その判断は結果を見た人次第である。

 7月にギネス・ワールド・レコーズ社より、自身の持つギネス世界記録である“デビュー曲からの連続1位記録(25作連続)”の表彰を受けたKinKi Kidsが、9/24付オリコンシングルランキングでその世界記録をさらに更新した。

http://www.oricon.co.jp/news/confidence/48072/

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16 Responses

  1. ぽた より:

    初めてコメントいたします。
    長年のKinKiファンとしてひとこと…m(__)m
    今回は、おっしゃるとおりドラマ主題歌が収録されたシングルでした。ただし、C/Wとして。
    せっかくのドラマ主題歌がC/Wになったために買わなかった「ファン」は、たくさんいると思います。私もそのひとりです。
    ドラマ主題歌が「収録」されているから買わなかった、ということです…。

  2. より:

    今回の曲は一般(FAN以外)にも人気があり,徳永英明さんが作曲したという事で少し上がったのかな…?
    それでも厳しいんですね…

  3. あいす より:

    Js.の売り上げは曲自体の良し悪しもありますが、ついているFanの心の動きと行動がもろに反映していると考えます。
    今回のKinKi Kidsの場合、Fanの間で、他アーテイストに勝つためにと「永遠に」の購買運動をチェーンメールで行っているFanがいるかと思えば、一方でドラマ主題歌なのにSoloでなかったことに怒り抗議をする意味でSoloCDを発売日に買うと公表し、新曲の不買に賛同させようとしているOnlyと呼ばれるFanもいます。
    それぞれの感性で、「自分は好きだから買う」というFanもい、「嫌いだけど買うが、通常版・初回限定版二枚は買わない。」という声も聞かれました。

  4. あいす より:

    初回限定版・通常版と今までは、曲も聞かぬまま予約をするFanも多かったですが、最近では、両方購入してまで応援していこうというFanの熱も収まってきているのではないでしょうか?
    わたしは曲の充実によって特定のFanのみに頼ることなく一位獲得、売り上げUPは可能だと思っています。
    そして、曲が充実していけば曲の出来、不出来関係無く購入しているFanにとっても喜ばしいことですし、Fanに対する恩返しにもなると思いますが・・・。
    ま、曲を充実させることは歌手として本来当たり前のことですけど。

  5. 今夜月の見える丘に行きたい より:

    残念な結果になってしまいましたが、Kinkiも10年CD不況の中よくやっているよってかんじです。10年もやっていたらファンも離れますよね。10年のくぎりって考える人もいそうですしただKinKiは唯一デビュー前から応援しているアーティスト、自分の中で特別な存在なのでがんばってほしいです。Kinkiも無事1位とったし次はB’z!!

  6. より:

    ジャニーズ勢は何故補正がたかいんですか?

  7. 14年目のキンキファン より:

    KinKiはこれから下がってく一方だと思います。
    10周年にこのまま何もしなければ来年はどれだけ下がるのかと不安です。全国ツアーだけでも行って欲しかった…。事務所はKinKiをそんなに落ち目グループにしたいのでしょうか?売らせたいとは思わないのでしょうか?今後BRAND~、永遠にの様な駄作は発表しないでいただきたいです(>_<)個人的な意見で申し訳ありません。

  8. より:

    最近のKinKiはプロモが中途半端な気がするんですよね。
    曲も悪くはないけど、ファン以外が買おうと思うほどのレベルではない。
    今回も徳永さんに曲提供してもらいながら、それをTVでアピールすることもほとんどなく、「永遠に」よりは絶対に一般受けするであろう「涙、ひとひら」をc/wにしてしまう。
    事務所のせいなのか、スタッフのせいなのか、はたまた2人のせいなのかはわかりませんが、ファンが求めているものとのズレを時々感じます。
    とはいえ、現在の音楽業界で20万枚を割ったから不調だと言われたら他のアーティストはどうすりゃいいんだって感じもしますけど(笑)。
    よくこれだけ長い間ファンをついてこさせてるなと感心する方が大きいですね。
    もうバラードはしばらく控えて、もっと勢いがある曲で2人が踊ってくれれば20万枚回復も夢ではないかも?と思います。
    でもKinKiの一番の敵はお互いのオンリーファンでしょう・・・。

  9. 咲子 より:

    オンリーファンですが、キンキは応援しています。前回から20万割れしていますが、ファンからみれば、そんなものかな?という感じです。
    お互いのソロプッシュでの結果がこれではないでしょうか。ジャニーズアイドル特有の、初回限定盤と通常盤を2枚買う人はかなり減ってきていると思います。ジャケットも彼らは出てきていません。また、テレビドラマ主題歌がソロではなかった複雑なファンや、カップリングに怒ったファンもいます。とにかくソロ活動重視がこの結果になってしまったのでは。まあ10年という歳月もあります。
    ただ不思議なのは、キンキ活動の方向性は10年節目の年でも全く見えてきません。ただギネス更新しかないような気もしてきます。
    ファン同志がと批判されますが、キンキ戦略がまったく見えて来ないのが大きな要因のように思います。お互い実力あるのに残念です。

  10. おこめ より:

    キンキファンの方のコメントに「ドラマ主題歌がソロじゃないから買わなかった」と
    ありますが、これはどういう意味なのでしょうか?
    最近、ドラマ主題歌が続いてる嵐は
    もちろんソロではなくグループ名義での
    CDでしたし、キンキのメンバーのドラマなんだから、キンキ主題歌で当たり前なのでは?

  11. 眞子 より:

    記念すべき10周年でこの状況…。
    事務所や本人達は何も感じないんでしょうかね?
    ファン離れはどんどん加速していっているような気がします。

  12. より:

    20万枚割れの原因は、方向性が見えない『事務所のkinki戦略』のようですね。
    ファン同士のいざこざ(それを目の当たりにして嫌気がさすファンもいるでしょうが)よりも、メディア露出の少なさやコンサートの少なさが要因ではないでしょうか?
    新規ファンがつかず、ジャニファンはアイドルらしからぬ活動に離れて行くばかり。
    そして勢いのある嵐や関ジャニに流れるのは当たり前なのかもしれませんね。
    事務所としては『アーティストKinKi』として出したいのかもしれませんが、ファンはまだまだ『アイドルKinKi』を期待している。
    そのギャップがCDの売上に出ているのかも。

  13. nora より:

    空さんのコメントにある「ファン同士のいざこざ」の意味が理解出来ません。
    本来楽しめる場や会報などで(片方のタレントから)グチを発信され続けば、今のようなファン離れは仕方ない気がします。
    どこにいざこざがあるのですか?

  14. ひんき より:

    Jのグループ中で最近注目しているのは、嵐です。コンサートをたくさんしているせいか、歌がぐっとうまくなったように感じます。もちろん売り上げも伸ばしています。
    KinKiのファン離れは、そういったファンとの直接的な交流を断ってきた結果のように思います。事務所がその点に気づかないのが疑問です。
    また、新曲がでた際のプロモーションも少なすぎます。数字が伸びないのは当たり前です。ファンとして、何を目指しているのか、疑問に感じることばかりです。

  15. みほ より:

    今回も20万枚は突破できなかったですが、私はCD不況の中、19万枚も売れていて凄いと思っています。
     コメントを読むと、本人達が何も感じてないなど見受けられますが、私はKinKiの二人はファンがどうして欲しいと思っているのか分かっていると思います。10周年イベントでも二人の想いが凄く伝わってきたし、ファンへの感謝も凄くしてくれました。ファンの想いをちゃんと受け止めてくれていると思います。

  16. mikan より:

    前回のシングルでは、いろんな立場のファンが、ここに悲痛な叫びのようなコメントをたくさん寄せていたのに、前回以上に波乱含みの今回はこの静けさ。ファンの関心度・期待度がさがっているのを感じます。
    そして今回剛君が会報で「ライブは伝えるもので見せるのはショー。ライブには段取りも踊りも必要ない」とこれまでのやり方を否定して、昔から二人を応援していたファンや、エンドリについていけなかった剛君ファンに激震を走らせました。
    アルバムはイベントDVDがつくので売れるとしても、次のシングルがどうなるのか。今のままではとても今より売れると思えないのが寂しい限りです。