オリコン週間シングルチャート速報が先ほど発表され、今年自身4枚目のシングルとなるYUI「LOVE & TRUTH」が週間首位を獲得下ことが分かった。注目の初動は8.7万枚となり、前作から約8000枚の増加となった。
YUIは初日と2日目の指数から推測された売上推移では9.8万枚前後まで売上を伸ばすというものが導かれていたが、今回週後半はやや大きな失速が見られた。売上推移も、これまでとは少々変わっているようだ。
YUIの直近3作品の指数推移比較
・明らかに変わったグラフの傾き
YUIの売上推移で、前2作とは明らかに変わった点がある。それはやはり初日のスタートダッシュに他ならないだろう。前作「My Generation」の初日もそうだったが、初日だけは「CHE.R.RY」以上のスタートを見せて予想者を驚かせたものだった。ところが週半ばでは予想以上の失速となり、結局前作の初動には及ばなかったという過去がある。上のグラフでは色の順番が、縦軸方向には最終結果と同じ並びで書かれているものの、実は緑の数字(「CHE.R.RY」)は3日目までは赤の数字(「My Generation」)よりも低いものであり、初日に偏るという傾向は前作からも見られていたものだったと言える。
今作ではそれよりもさらに傾きが変化し、より初日に偏った推移を見せたと言えるだろう。
・初日のスタートダッシュを生かし、逃げ切る推移に変化
傾きの変化を言葉で表せば、「初日のスタートダッシュを生かし、そのまま逃げ切る」という推移に徐々に変化しているということになる。この傾向が続くと次作ではさらに強烈なスタートを切って、週半ばはまた今作よりもやや大きな失速となるという予測も出来る。今回のYUIの推移の変化で次作以降では確実に警戒が必要になったと言えるだろう。
またこの傾向の変化で、似た意味では累積推移での「初動型」という言葉を持ちだすことができる。「初日高く、粘れない」という推移では初動は高くなるものの、累積では伸びが悪いというものだ。ジャニーズの多くがこの推移である。YUIはそれに比べればまだ伸びる可能性を秘めていると言えるが、推移の変化により、少なからず累積での伸びを心配視する声はある。累積で前作までを下回ったとなれば、累積推移でも「初動型」に変化したという声が出てきてもおかしくはないだろう。
つまり、初動だけでなく2週目以降でもYUIの真価が問われると言える。累積売上の方も期待したいところだ。
女性シンガーソングライター・YUIのニューシングルで、沢尻エリカ主演の映画『クローズド・ノート』主題歌の「LOVE & TRUTH」が自己最高の初動売上となる8.7万枚を記録し、10/8付ウィークリー・シングルランキングで初登場1位を獲得した。
http://www.oricon.co.jp/news/rankmusic/48491/
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おはようございます。
今年に入りYUIは他のアーティストに比べれば随分伸び盛りだと思います。4作での安定感は目を見張る物がありますが、デイリー推移で若干の変化があるようですね。
確かにこのままあと2週間くらい経てば、グラフは交わりそうな気がします。
YUIは確かに売れ方が数作で明らかに変化したように思えます。
累積で前作を下回ることはおそらくないと思いますが、もし下回れば微妙ですね。
ヘッドラインの件薄々私も感じておりました
YUIは自己最高ということですが、シングルが少々乱発気味で出たのでアルバムも早いだろうから飽きられるのが早いと危なそう
レンジと同じ道を歩まないかと心配です
そういえばYUIとレンジはソニーですが、同じ事務所提携でしたね
ライト層に興味を持たれなくなったわけではなく、多くの固定ファンを掴んだ故の初動型推移だと思うので、現状では心配はしていません。
YUIは来年以降どういう売り上げ推移をしていくか良くも悪くも楽しみです。
YUIは初動累積比が1.5を切るかもしれませんね。
ただ人気が急に下がる可能性は低いと思っています。