今週発表されたレコチョクの着うた週間ランキングでは、CDシングルで年間1位争いを繰り広げる嵐とAKB48の新曲が同時に登場し、その勝敗に注目が集まった。
しかし、1位を獲得したのは嵐でもAKB48でもなく、同日に配信を開始した西野カナの新曲「君って」だった。CDシングルの2強が、着うたでは西野カナに敗れる結果となった。
今週のレコチョクランキングでは、CDシングルの年間ランキングトップ10を争う嵐とAKB48が同時に登場。嵐の新曲「Dear Snow」と、AKB48の新曲「Beginner」の対決が実現した。CDシングルで猛烈な強さを誇る2強の同時登場で、どちらが勝利するかが注目された。
一方の西野カナは、着うたなどの配信分野で猛烈な強さを誇ることで知られる。最近のアルバムのヒット等があり、今回の新曲「君って」の動きにも注目が集まっていた。
その対決の結果、1位を獲得したのは西野カナだった。西野カナは得意とするフィールドで、CDシングルでは歯が立たない嵐とAKB48との対決を制した。嵐とAKB48の対決は、2位が嵐、3位がAKB48となり、嵐に軍配が上がった。
西野カナの「君って」は、次週10/19スタートのフジテレビ系ドラマ「フリーター、家を買う。」(主演:二宮和也 [嵐])の挿入歌となっている。
↑ 「着うた」週間ランキングのトップ3。3曲とも初登場。
■ 西野カナの勝利は必然? 着うたでは立場が大逆転
今年のシングルCDランキングにおいて、嵐とAKB48は複数の作品で60万枚以上の売上をマークしている。一方で西野カナは、一番売れた「会いたくて 会いたくて」が9.4万枚。その差は50万枚以上もあるため、はっきり言って全く歯が立たない。
一方、着うたになると立場は大きく変わる。レコード協会調べによると、8月の段階で西野カナの「会いたくて 会いたくて」が100万ダウンロードを達成しているのに対し、嵐とAKB48が今年リリースした楽曲は10万ダウンロードにも満たない。
このことを考えると、着うたランキングにおける西野カナは、嵐とAKB48に対して、僅差どころか圧勝の勢いであることが分かる。今回の対決の結果と合わせて、市場の違いで立場が逆転する好例と言えそうだ。
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関連サイト
・レコチョク ウイークリーランキング
・西野カナ、新曲が嵐二宮主演フリータードラマ挿入歌に (From ナタリー)
君って | |
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西野カナ
SE 2010-11-03 |
着うたやアルバムのチャートはまだまだ面白いですね。
未だにシングルチャートに比べて注目されにくいのが残念でなりません。
面白い現象ですね。さすが女子のカリスマ…。
逆に嵐とAKBが着うたフルでは10万も行かないのがむしろ興味深いです。
CDを買う人、着うたを買う人、PC配信で買う人…
曲を買う手段がこれだけあると、「誰のどの曲が一番人気があるのか」が全く見えないですよね。
最近、アーティストとか曲の人気に順位をつけるような行為が、なんだかナンセンスだとさえ思えてきました…。
PVや握手券などの余計な付属品が無い分 純粋に曲が評価されての順位なのかもしれないですね。
アーティスト個々のネームバリューはあるかもしれないですが、非常に面白いランキングですね。
サイトによって違いますからねー。
嵐の着うたはドワンゴってイメージがあります。
>真さん
嵐って着うた「フル」は配信してませんよね?たしか…違ってたらすみません。
曲の一部やアルバムの曲順無視した曲ひとつずつが評価されてもしょうがないというか、そうゆうアーティストは音楽をちゃんと聞いてない人に評価されてると思います。いまでも大きな箱でライブできるのは着うたのダウンロード数が多い西野カナやミリアじゃなくてかつてCDが売れたサザンB’zGLAYミスチルですからね。
>ゆらさん
すみません、単なる書き間違いでした…。
ご指摘ありがとうございます。
もっとも、着うたの利用者層って狭まってる印象があるので、なんともいえないですね…。
そもそもiPhoneユーザーとかは使えないですし(自分もその一人)