Google検索のトラフィックに基づく「Googleトレンド」によると、キーワード「オリコン」の検索トレンドが2004年以降右肩下がりに減少していることが判明した。インターネット利用者のオリコンへの興味や関心が年々薄れていることの表れなのだろうか。
Googleトレンドでは、そのキーワードが特定の期間内にどのくらいの頻度で検索されたかを知ることができる。
上で示すグラフによると、2004年の5月あたりまでは上昇傾向にあったキーワード「オリコン」の検索トレンドが、翌年以降は上下動しながら緩やかな右肩下がりに減少していることが分かる。
この期間内では、オリコン調べのシングルのミリオンセラー作品が激減し、全体のCD売上も低下している。一方でオリコンに代わる音楽のヒットの指標である、iTunes Storeミュージックランキングや、レコチョクのシングルダウンロードランキング(旧:着うたフルランキング)が出現している。
なお、音楽のヒットを知りたい人にとっての「オリコン離れ」が加速しているのか、それともただ単に検索ユーザの増加により「オリコン」の検索が占める割合が減っただけなのかは、このグラフから判断することができない。
しかし、いずれにしても「オリコン」が検索トレンドの上位に入れなくなっているのは事実である。これを言い換えれば、人々の話題の中心に挙がる機会も少なくなっていると言えるのかもしれない。
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・アニソンがオリコンの検索トレンドを押し上げる?「けいおん!」等の発売時にトレンドが急騰することが判明!
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