アニソンがオリコンの検索トレンドを押し上げる?「けいおん!」等の発売時にトレンドが急騰することが判明!

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オリコンのGoogle検索トレンドが、2004年以降に年々緩やかに下がってきていることを前の記事でお伝えした。
しかし、緩やかに下がる中で、毎年一時的にトレンドが跳ね上がっている時期が存在する。その時期が「けいおん!」など人気のアニメソングの発売時期と被っていることが判明した。



「オリコン」のGoogleトレンド (日本国内のみ)
※クリックで拡大
ORICON_TREND2

   「オリコン」のGoogleトレンドを示したグラフ中に、近年大ヒットしたアニメソングに関する注釈を書き加えたものを図に示す。図中の注釈は、Googleトレンドの1年ごとのトレンド表示機能を用いた詳細な調査をもとに、全体のトレンドを示すグラフに記述したものである。

   具体的に見ていくと、2005年の5月から6月ごろには、アニメ「ネギま!」の「ハッピー☆マテリアル」(5月度)をオリコン1位にする運動がインターネット掲示板の2chを中心に発生していたが、図中の2005年のトレンドの突出部分はその時期と一致する。

   同様に、2006年春ごろの突出はアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の「ハレ晴レユカイ」のオリコン1位運動が起きた時期と重なる。また、2007年初夏の突出はアニメ「らき☆すた」の「もってけ!セーラーふく」が大ヒットした時期と重なり、2009年以降の突出は「けいおん!」「Angel Beats!」の各主題歌がヒットした時期と見事に一致する。

   なお、オリコンが年間ランキングを発表するのは毎年12月に入ってからであるが、上のグラフでは12月ごろに検索トレンドが大きく伸びているようには見えない。その時期よりも、アニソンの発売時期の方がとてつもない伸びを見せていることが分かる。

   今回の分析から、オリコンの検索トレンドが、アニソンのヒットにより大きく押し上げられている可能性が大きいことを突き止めることができた。オリコンにとっての救世主は、もしかすると嵐でもAKB48でもなく、アニソンなのかもしれない。

(注) 2010年8月以降の「けいおん!」関連リリースは、嵐やAKB48の発売日と被っていることが多い。

元記事
オリコンの検索トレンドが年々減少傾向であることが判明 オリコンランキングへの人々の興味/関心が薄れる?

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1 Response

  1. DREAMer より:

    キャラ名義初の1位を獲ったのは放課後ティータイムですが、大した1位運動も無かったんですよね。そうした曲こそが1位を獲るのものなんでしょう。
    それにしてもHTTが1位を獲ったときの山が他アニメの1位運動の時の山よりも低いのが気がかりですね。その代わりなのかニュース参照数は伸びているようですが。