東北・関東で起こった大地震以降、活気が失われた日本を音楽で元気づけようという動きが進んでいる。
そうした動きが進む中、3月中旬にBio Electro Magnetics学会で発表された一編の論文が話題となっている。論文は音楽が身体に与える影響を分析したものだが、その中に日本の「嵐」「EXILE」の両グループの名前が挙がっていることが分かった。
■ 音楽に含まれる「波」が身体に好影響を与える
研究では、音楽が放つ波が、身体に対してどのような影響を与えるかが分析されている。
論文によると、音楽は6つの波長から成り立っているという。6つの波は、周波数が高い順に、ガンマ波、ベータ波(1)、ベータ波(2)、アルファ波、シータ波、デルタ波と呼ばれ、それぞれ身体に与える影響が異なるという。
論文の著者によると、「ガンマ波は他人に対する闘争心を駆り立てる」「ベータ波は集中力、注意力を高める」「アルファ波はストレスを低減する」「シータ波、デルタ波は睡眠を誘導する」と書かれている。また、音楽を聴く前と後で心拍数や呼吸数、血中の成分にどのような変化があるかがまとめられている。
■ 嵐「Monster」で集中力が高まる?
論文では、世界各曲の1991年から2010年までのヒット曲の中から127曲をランダム抽出し、効能別に分類している。その中には日本の楽曲も含まれており、特に嵐やEXILEの名前が目立つ。
嵐の「Monster」は、集中力を高める効果があるとされる「ベータ波(1)」を多く発する楽曲としてピックアップされていた。ここに分類された楽曲は、「大事な試験の前や、集中して物事に取り組みたい時に効果がある」(注: 原文を直訳)という。他にも、浜崎あゆみの「SURREAL」やAKB48「軽蔑していた愛情」がこの「ベータ波」楽曲に分類されていた。
この他、集中力が高まる楽曲
aiko「カブトムシ」
Every Little Thing「Time Goes By」
など
■ EXILE「choo choo train」でストレス解消?
また、ストレスを低減する「アルファ波」を多く含む楽曲の欄には、EXILE「choo choo train」の名前があった。ここに分類された楽曲は、「憎しみ、悲しみを静めたい時に効果がある」(注: 原文を直訳)という。ポルノグラフィティの「ネオメロドラマティック」やモーニング娘。「恋のダンスサイト」もこの欄に分類されている。
この他、ストレス解消に繋がる楽曲
GARNET CROW「flying」
TRF「EZ DO DANCE」
など
■ 「心のミネラル」として過去の楽曲の再評価進む?
この研究成果は、日頃我々が何気なく聴いている音楽に、身体への多くの好影響があることを示している。音楽を利用した人間の心のケアなど、今後様々な分野への応用が期待されると言える。震災後には「音楽を通じて人々に勇気を与える」という動きも高まっており、今回の研究成果と合わせて注目されそうだ。
また、研究が進めば、過去の音楽を再評価する動きにも繋がりそうだ。物置に眠っているCDやレコード、最近聞かなくなった楽曲などを捨てずに取っておくと、今後思わぬ喜びがあるかもしれない。
関連サイト
・J-POPに思わぬ効果? 研究進む「音楽療法」 (From ListenJapan)
このネタの為に参考にした実際の関連サイト
・α波?β波?γ波?リラックスできる音楽はどれでしょうか? (From 教えてgoo)
・癒される音楽にはワケがある!音楽療法で癒されるコツ (From All About)
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UNITe 嵐
ジェイ・ストーム 2010-05-19 |
良いですね。08年?BBCの空を飛んだペンギン映像思い出しました←近年一番心に残った「…」なので(笑)
面白い研究論文ですね。
自分で科学的に実証された用途別に
音楽を使い分けられたら
色々な場面で音楽が活躍して
音楽業界もまた盛り上がるかもしれませんね。
確かに私も運動する時、
嵐のMonsterを聴く事が多いです。
ただ、EXILEやTRFのダンスナンバーが
まさかの癒やし効果とは……(汗)。
ある意味皮肉な感じもしますが、
だから長く好かれる曲になったとも
言えるかもしれませんね。
今年もきましたか(笑
)
ヒント。
今日は4月1日。笑
今日は4月1日ですね。
巻さんww