SKE48の人気メンバー・秦佐和子が、3/7に行われたチームKII「ラムネの飲み方」公演内で、3月いっぱいでグループから卒業することを発表した。卒業後は声優の道に進むため、声優学校へ進学する。
SKE48での人気はトップクラスで、昨年のAKB48の選抜総選挙では、SKE48のメンバー中4番手につけていた。また、AKB48グループの “アンチ” が多いインターネット上において、異例とも言える高支持を集めたメンバーとしても知られる。秦佐和子の卒業に、ネット上では落胆、応援などのコメントが相次いでいる。
■ 声優の道へ進むために卒業
発表によると、秦は3月いっぱいでSKE48を卒業し、4月からは声優学校へ入学するという。もともと、加入前から声優養成所に通っており「夢は声優」「声優になるためにSKE48に入った」と公言していた。2011年にはアニメ「AKB0048」の声優選抜メンバーに選ばれ、声優としての一歩を踏み出していた。
■ 2011年「週刊AKB」出演で大ブレイク、テレビ番組に次々出演し高評価を連発
秦佐和子は、数少ないテレビ出演を契機に人気を集め、表舞台に駆け上がっていった。2010年、研究生時代に出演した中京テレビ「アナアナ商会」にて、「最近のテレビはつまらない」「メガネ野郎の水口」などの名言を残し、SKE48のファンから大きな注目を集めた。その後、2011年2月に出演したテレビ東京系「週刊AKB」の「抜き打ちテスト」企画で優等生ぶりを発揮した際、超謙虚・シャイなキャラクターが衝撃を与え、一気に大ブレイク。ブレイク後は、NHK総合「Shibuya Deep A」などのバラエティー番組への出演機会が増え、出演の度に高評価を集めた。
超謙虚キャラで知られる一方で、豹変キャラとしても知名度が高く、テレビ番組では「宝塚歌劇団」の演技のものまねを披露することが多かった。優等生で声が小さく超謙虚であるにもかかわらず、振られれば宝塚のものまねや豹変芸など何でもこなしてしまうため、熱心なファン以外からも大きな支持を得ていた。
■ “支持率” はAKB48グループNo.1か?人気メンバーの卒業に大反響
秦佐和子は、2011年の総選挙で33位、2012年の総選挙で25位に入り、2012年の総選挙ではSKE48のメンバー中4番目に高い(松井珠理奈、松井玲奈、高柳明音に次ぐ)得票数を記録していた。SKE48ではトップクラスの人気メンバーであり、AKB48グループを通じても人気上位である。
また、須田亜香里と並び、握手会の「神対応」ぶりにも定評があり、SKE48の握手会だけでなく、AKB48の握手会でも全部数を完売するほどの人気があった。これらのことから、秦佐和子の卒業により、今後のAKB48・SKE48のCD売上に大きな影響が及ぶ可能性が指摘されている。
さらに、AKB48グループに対して罵詈雑言が飛び交いやすいネット上の掲示板(2ch、Yahoo!ニュースなど)において、この秦佐和子に対しては罵倒するコメントが殆どつかない傾向があり、ネット上においてAKB48グループの中では異例とも言える高支持を集めていたことでも知られている。こうした事情から、ネット上では他のメンバーの卒業時にも増して、応援するコメントが相次いでいる。
関連記事
・SKE48の小木曽汐莉、桑原みずき、平松可奈子ら主要メンバー8名が卒業を発表
関連サイト
・SKE48秦佐和子、3月いっぱいで卒業 4月から声優学校へ (From Yahoo!ニュース [スポニチアネックス])