今週のオリコンシングルデイリーランキングでは、山下智久の「SUMMER NUDE ’13」と、天野春子(小泉今日子)の「潮騒のメモリー」が激しい1位争いを繰り広げている。登場から3日目のデイリーランキングではついに「潮騒のメモリー」が1位を獲得し、週間1位争いで山下智久を追い上げ始めている。
ところが、2日になって、山下智久のCD購入者を対象としたイベント「SUMMER NUDE ドラマファンミーティング」が急遽開催されることが決定。これにより、山下智久が逃げ切る可能性が増している。山下智久の緊急イベント攻勢は、これで2度目となった。
■ 3日目終わり、山下智久が大差リードだが…
今週のオリコン週間1位争いは、3日目を終わった時点で、山下智久が7.6万枚、「潮騒のメモリー」が5.2万枚で、その差は約2.4万枚ある。山下智久が大差でリードしており、何もしなくても勝利しそうに見える。
ところが、山下智久の前作と今作の売上枚数を比較すると、一概にも安心とは言えない状況が浮かび上がる。
山下智久の木曜付の売上は約8500枚で、前作「怪・セラ・セラ」の約85%となっている。前作は後半の3日間で約1.6万枚ほど積み上げたと考えられるが、今回の後半戦でその85%を積み上げるとすれば、約1.4万枚となる。
この時「潮騒のメモリー」は後半に約3.9万枚、すなわち1日あたり約1.3万枚を売れば、山下智久に勝つことになる。「潮騒のメモリー」の木曜付の売上は1.1万枚であり、明日から回復しなければ勝ち目はない。
しかし「潮騒のメモリー」のようなテレビ番組の企画物は、時に大番狂わせを起こすことがある。一例を挙げると、2008年の「羞恥心」は、木曜付の売上が2.0万枚だったが、追加出荷等の影響で、金曜付で2.4万枚、土曜付で3.1万枚、日曜付で2.4万枚を記録し、後半の3日間の売上枚数が前半を上回っている。先程の前提で「潮騒のメモリー」が同様の推移を辿る場合、今現在の山下智久との2.4万枚差を楽々とひっくり返すことになる。
■ 山下智久、緊急イベントを開催！
このような状況で、山下智久サイドがまたしても動いた。2日になり、5日(月曜日)締切の「SUMMER NUDE ドラマファンミーティング」の開催が急遽決まったのだ。「初回限定盤A」「初回限定盤B」「初回限定盤C」「通常盤(初回プレス)」の各商品の封入チラシに記載されている「グッズ応募券」(a)
(From 公式サイト)
山下智久サイドがCDシングルの発売後にイベントを急遽追加するのは、2011年の「はだかんぼー」(vs フレンチ・キス「If」)以来、2度目となる。この時は、山下智久本人が公式携帯サイト上の日記で、イベントの開催に関して「不本意だった」と受け取られるような発言をして話題となった。あれから2年7ヶ月後、またしても同様の形でイベントの開催が宣言されたことで、本人の意志ではないかもしれないが「1位への執着心」が浮き彫りとなってしまったようだ。
| SUMMER NUDE `13(初回限定盤A)(外付け特典ポスターなし) | |
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山下智久
ワーナーミュージック・ジャパン 2013-07-30 |
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