週間チャートで宇多田ヒカルの「Keep Tryin’」の売り上げは、auタイアップという強力バックアップがありながら7万枚で初登場2位という悲惨な結果。
なぜ宇多田ヒカルが「コケているのか」。
これは12月に発売されたEXILEの「ただ、逢いたくて…」という作品の売り上げを参考にする事で明白となる。同作はauタイアップで、今の宇多田のCMとほぼ同等の頻度でOAされたり、着うたフルの無料ダウンロードなどを行った結果、なんと今までのEXILEからは考えられないほどの初動を叩き出した。
(「女王の教室」タイアップの「EXIT」が初動10万枚だったのに対して、「ただ、逢いたくて…」は25万枚の初動となった。)
ところが宇多田ヒカルの新曲の初動は、前作「キングダムハーツII」タイアップの「passion」の初動4.9万枚からたったの2.1万枚しか上がらず、同じauタイアップなのにもかかわらず正反対の結果となっている。しかも前作「passion」の楽曲の悪評判に対して、今作はわりと明るめの曲調で、明らかに前作よりは聴き心地が良いメロディーだったはず。
こうなると、宇多田の売り上げが強力タイアップの力を借りても立ち直れないほど落ち込んでいるのは、「Be My Last」と「passion」という2大悪評曲で、ライト層が見切りをつけてしまったからなのかもしれない。はたまた、新たにJPOPシーンで「歌姫」と呼ばれるまでに成長してきた倖田來未や、独特の楽曲で人気を掴んだ大塚愛らに完全にお株を奪われてしまった形なのかもしれない。
全米デビューに失敗したのが原因、とよく言われてますが、それほど直接には今の不振には繋がっていないと思っています。
あの当時日本でシングルを出して繋ぎとめていれば、多少売り上げは落ちたとしてもここまでのコケもなく、まだ浜崎のように長く生き残れたはず。
「誰かの願いが叶うころ」から現在のような微妙なメロディーの路線となり、しかも1年以上のブランクがあいてしまい、その間に大塚愛・倖田來未・ORANGE RANGEなど新鋭が登場して、宇多田自体が忘れられてしまったというのがこの落ち込みの起因で、その後の2作のシングルの評判の悪さがさらに追い討ちをかけ、現在まで引きずっている形でしょう。
ここから立ち直るためには、とりあえず次のシングル(4月発売予定?日付未定)で結果を残さなくてはならない。今回は最強の部類に入るauタイアップでこの結果だったため、仮にノンタイアップだとしたらどこまで枚数を伸ばせるかがカギ。
先日の宇多田ヒカルの記事にTBさせていただきました。
大変興味深いですね!
前2作が個人的にとても好きなので、評価については何とも言えませんが、昨今のインターネット音楽市場ではダウンロード数一位の座は確実にモノにしているようですし、宇多田ヒカルには売り上げは求めなくてもいいのかなぁ~なんて、いちヘヴィファンは思ってしまいました。
現に「Exodus」最近3部作は、傑作だと思います!
初めまして。もっともな意見だと思います。
宇多田ヒカルのファンの中にも、ここ最近の曲はイマイチだなと思っていた人が必ずいるはずで、その人数が相当だったのでしょう。
「好き嫌いの分かれる」曲を出し続けたのが敗因でしょうね。
コメントありがとうございます。
>frankさん
初めまして。
CDというパッケージでは宇多田は結構苦戦しているようです。業界では既に功労者扱いされているのだと音楽雑誌のインタビューでも報じられたらしいですし…。
どんな形であれ次のシングルに期待ですね。
>クロムハーツさん
初めまして。
自分は正直最近の3曲は「あんまり」な印象です。元々宇多田のファンというわけではないですが、「変わってしまったんだな」という印象を受けました。
こうなると、宇多田の売り上げが強力タイアップの力を借りても立ち直れないほど落ち込んでいるのは、「Be My Last」と「passion」という2大悪評曲で、ライト層が見切りをつけてしまったからなのかもしれない。
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2大悪評曲?
「誰かの~」も酷い出来だったし3大の間違いではないかと思いますがね?
オリコンでは早速工作活動が行われてるようで。