オリコンシングルデイリーチャートの火曜付では新譜が登場。その中で最も注目すべきなのは藍坊主「ハローグッバイ」の好動向。
なんと初日からデイリー10位にランクインしシングルデイリー自己最高位を更新すると共に、自身初の週間トップ10入りに向けて好スタートを切った。
藍坊主（あおぼうず）の4thシングル「ハローグッバイ」が10/17付デイリーシングルランキング初登場10位を獲得した。
藍坊主は、04年にメジャーデビューを果して以来、ストレートなロックに繊細な感性を散りばめたスタイルが魅力で、着実にその存在を知らしめてきた注目のロックバンド。今作は哀愁を漂わせながらも疾走感のある彼ららしい魅力に溢れる仕上りで、一般ユーザーが選ぶ「oricon power next」でも10月度の推薦楽曲になっている楽曲である。
今回の好ランクインにより、これまでの自己最高位、今年4月リリースのアルバム『ハナミドリ』での26位（シングルでは「桜の足あと」での28位）を大きく更新する可能性が高くなった。
昨年末から現在までシングル2枚とアルバム1枚をリリースしている藍坊主。「スプーン」「桜の足あと」はこれまでの藍坊主の楽曲の路線と同じく真っ直ぐなサウンドでファンの間の評判が良かった。
藍坊主は03年～04年時の青春パンクブーム時に「空」などの代表作をリリースするも、当時人気だった175RやガガガSPなどのパンク系ロックバンドに人気の面や売り上げで先行を許し、その時期にチャート上位に上がってくる事が出来ず、当然ながらシングルの売り上げもあまりいいとは言えなかった。
そんな青春パンクブームはとうに過ぎ去った06年秋、ついに「ハローグッバイ」でデイリー初登場トップ10入りを果たした藍坊主。楽曲の方向性を曲げずにここまで地道に活動を続けてきた成果が今報われようとしているのは間違いないと言える。明日以降は順位を落とすかもしれませんが、自身最高位の更新は濃厚でありデイリー推移にも注目が集まるだろう。藍坊主によるまさかのサプライズにより今週のチャートが非常に面白いものとなってきたと言える。
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