宇多田ヒカルVS絢香コブクロ、首位獲得はどちらの手に?

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来週のシングルチャートの動向を占います。

来週は首位が次に挙げる作品のどちらに転がっても不思議ではない。宇多田ヒカル「Flavor Of Life」と、絢香×コブクロ「WINDING ROAD」の激しい首位争いが見られそうだ。


宇多田ヒカルの今作はドラマ「花より男子2(リターンズ)」の挿入歌となっている。同ドラマ関連作品では今週リリースされて絶好調な嵐「Love so sweet」があるが、その初動次第では宇多田ヒカルも久々の大化けの可能性があると言えるだろう。

しかし最近の宇多田ヒカルの売上を語る上での基本は「絶不調」である。「Be My Last」から始まった不調は未だ回復の兆しを見せず、昨年11月の「ぼくはくま」も累積20万枚からは程遠い。その「ぼくはくま」は初動で4万枚を切ってしまっており、いくら今作が人気ドラマのタイアップ曲であろうとも初動10~15万枚となるとは断言できない。
しかし今作はタイアップ条件としては主題歌に次ぐ好条件であり、さらには曲調も前作とは違い「売れ線バラード」であるため、ある程度ライト層も取り込めるはずだ。そのため、もしも宇多田ヒカルがこのシングルで初動5万枚弱に終わるようなことがあれば、この後の再起は難しいかもしれない。宇多田ヒカルにとっての正念場が来週訪れると言っても過言ではないはずだ。今後のためには何とかここで好成績を残さなければならないだろう。
大方の予想では前作より初動を上げてくるという見方が濃厚だが、「上げなければいけない」のは間違いない。ここで前作割れなどということになればそれこそ異常事態である。

そんな宇多田ヒカルの今回の最大のライバルとなるのが、絢香とコブクロのコラボレーションである絢香×コブクロである。
宇多田と違い、こちらからはなんとなくでも大化けしそうな雰囲気を感じ取ることが出来る。まず絢香は、アルバム「First Message」はミリオン間近でブレーキがかかってしまっているものの、累積が94.7万枚という新人ながらすばらしい成績を残しており現在絶好調である。次にコブクロは、昨年9月リリースのベスト盤「ALL SINGLES BEST」が累積196.3万枚となっており、あと4~5週程度あればダブルミリオン到達という勢いだ。どちらも今現在絶好調であり、さらには発売の1ヶ月以上前から今回の「WINDING ROAD」がCMで大量OAという好条件だ。楽曲もこれから迎える春にも合ったアップテンポの明るい楽曲であり評判も上々なことから、初動10万枚を軽く超えるという見方が多い。

果たしてどちらの作品が首位を獲得するのだろうか。それとも別の作品が後ろからさらっていくのだろうか。来週は上半期で最も面白い首位争いとなりそうだ。

その他デイリー火曜付ではmihimaru GT、HAWAIIAN6、SunSet Swish、Crystal Kay、平井堅、藍坊主、Angeloといった新譜からデイリー初登場トップ10入りがありそう。特に藍坊主とAngeloの2作連続の健闘に期待したい。
また、Crystal Kayには今週のSUEMITSU&THE SUEMITHの売上げは超えてほしいところである。さらにはジンには負けられないであろう、SunSet Swishの久々の快進撃にも注目したいところだ。

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10 Responses

  1. evolution より:

    僕もこの2組の争いが気になってましたw ぶっちゃけファンの宇多田ヒカルにsingle久しぶりの1位を取らせて上げたいですw
    自分なりに色々分析してみたんですけど、着うた、着メロその他もろもろの音楽配信系では圧倒的にFlavor Of Lifeが人気ですね。またFlavor Of Lifeはネット上でPVのフル視聴も行なわれていますね。でも逆に、配信で満足してしまう人が多すぎて、購入までは至らないということになるかもしれません。さらに宇多田ヒカルはNatsu Styleさんでも取り上げられていますけど大不振です、それに比べて絢香×コブクロ は現在乗りに乗ってる2組。現時点ではどっちの初動が高いとは言えない状態ですね。デイリー初日が楽しみですね

  2. アクア より:

    私は宇多田さんが優勢ではないかと思います。
    宇多田さんは久々の売れ線な上、花より男子主題歌ということもあり、10万は超えてくると思います。もしかしたら年間トップ10もありえるんじゃないでしょうか?
    今週発売の嵐がタイアップ効果でどれほど売れているのかが気になります
    絢香×コブクロはそこまで売れ線という曲じゃないんですよね。絢香もコブクロもバラードは売れても、アップテンポな曲は売れていないというイメージがあります。累計はそこそこでると思いますが、初動は10万前後で収まる気がします。
    そういう私は絢香×コブクロを購入予定です。

  3. エルメス より:

    さすがに宇多田が勝つ…いや勝たなくてはならないでしょう。ここらで復活できないとかなり厳しいのではないでしょうか?
    少なくとも「Be My Last」以降では最も売れ線なナンバーですし、嵐が売れ行き好調な「花より男子」のタイアップですから、初動10万枚は売らないと失敗と言われても仕方ないでしょう。
    嵐だけが売れ、宇多田は売れないなんてことになったらさすがに気の毒ですからね。
    まあ個人的には宇多田よりも絢香×コブクロの曲のほうが好きなのですけど。

  4. アクア より:

    訂正:
    花より男子の主題歌ではなく挿入歌ですね。

  5. ZYONセント より:

    私は絢香×コブクロ「WINDING ROAD」の方が売り上げ的には上かもしれませんね。
    確かに宇多田ヒカルの曲もここ最近の中では良いし、1週間で10万枚以上は売れるとは思ってますが、それ以上に絢香×コブクロの方が売れる感じがいたします。CMの曲って家でテレビ付けてれば何回か耳にしてると思うんで、「WINDING ROAD」のCDを買う人の層が宇多田ヒカルよりも多いような感じがするんですよ。
    あくまでも私の意見なんで・・・・。

  6. mc.AD より:

    意見がかなり分かれるとは思いますが、自分も絢香×コブクロの方が売れるのではないかと思います。
    宇多田ヒカルの曲は最近のものに比べて確かに売れ線であることには変わりないですが、それでもこれまでの作品で離れた購買層が一気に帰ってくるほどの上げ幅にはならないような気がします。
    それに対して絢香×コブクロはどちらもアルバムで好成績を残した2組のコラボです。シングルとは言え、勢いをそのまま足し合わせてもいいくらいではないでしょうか?
    私的にも「WINDING ROAD」の方が気に入っていますが、売上げ的にもこちらが上を行くのでは…と思っています。

  7. TAMA より:

    花男効果はバカにできんよ。
    宇多田が12万、絢香×コブクロはいいとこ5万程度で宇多田の圧勝と予想。

  8. 野田ナンバー反対派松戸市民 より:

    僕は、今の時代、CDの売り上げだけで楽曲を判断する事自体馬鹿らしいと思います。今は有名ではないけどすばらしい音楽を聞かせてくれるバンドが数多くあります。I podへの楽曲ダウンロードも、れっきとした指標だと思います。着歌、着メロもです。The flavor of lifeはミリオンに値する曲だと思います。といったことを前提にして、以下を読んでください。

  9. 野田ナンバー反対派松戸市民 より:

    宇多田は…花男効果は、主題歌よりもこの曲のほうがあると思います。ドラマの内容にあってます。しかも一番いい場面で流れるですよ…この曲は本当に主題歌級です。
    絢香とコブクロは今のトレンド。売り上げでこちらが上に来てもぜんぜんおかしくないでしょう。ただ、この曲は売れ筋ではないなと思いました。コブクロは月9の蕾のほうが真骨頂って感じです。この曲はCD化するより、絢香やコブクロのライブのときにもう片方がゲストとして登場して歌うほうがいい感じがします。
    mihimaruGTあたりが、漁夫の利を得るのではないでしょうか。

  10. 野田ナンバー反対派松戸市民 より:

    平井堅の事忘れてました・・・確かにドラマタイアップ効果は宇多田に比べるとないかもしれませんが(ただし平井堅は主題歌、宇多田はイメージソング)、どんなタイプの曲も売れるのが平井堅のすごいところだと思います。