今週からオリコンデイリーチャートでネット通販のamazonでのカスタマーレビューの評価(5段階)が、首位の作品にのみ表示されるようになった。
面白いことに、火曜付でデイリー首位を獲得した倖田來未「BUT/愛証」の評価は5段階中2。指数も伸び悩んでおり、結果的にオリコン自身が倖田新曲の「評判が悪い」ということを世間に知らしめているという構図だ。
(評価は3/14 22:30現在のものです。)
これを見た一般の人は「オリコンで首位なのに世間の評判は大したことないんだな」と思うことだろう。さらに、amazonの商品ページへのリンクもあることから、それをクリックしてしまえばレビューの本文も読むことが出来る。評価が著しく低い作品が首位に立った場合、実は「評判が悪い」「叩かれまくっている」という構図を目の当たりにした一般層はどういった反応を示すのだろうか。
今回の倖田來未に関しては、明らかに逆効果となるはすだ。普段amazonを使わない層にとって、わざわざamazonを使って評価の低い商品を買うメリットなど全くもってないからである。
さらにはこのレビューはamazonでアカウントを持っていれば誰でも投稿することが出来るので、不当に操作したりすることも可能だと言える。レビューの評価を集団で高めることも出来れば、逆に叩きまくって落とすことも可能なのだ。
今回の倖田來未の新曲の評価は、首位を獲得しながらも5段階中2。それをオリコンが世間に大々的に知らしめているというのが、実におかしな構図ではある。
関連リンク
・オリコンシングルランキング(デイリー)
2006年の集計期間に16枚のシングルを出して、年間トップ30にシングル3作品が入った倖田來未だけど、発売元からすると、このレビューをやめて欲しいのではないか?対する宇多田・レミオロメンは5段階中5というレビューなので、明日以降倖田來未は他より値段も高く、レビューも低いので指数が急激に落ちるかもしれない。
“オリコンによる倖田來未ネガティブキャンペーン”
実におかしな光景ですな
首位獲得→評価は2とは凄いジレンマ