オリコン週間シングルチャート速報が先ほど発表され、桑田佳祐「ダーリン」が2007年度最終週の週間首位を獲得したことが分かった。
当初は初動減になると思われていた桑田だったが、終わってみれば初動9.4万枚で、前作よりも高いものが記録されることとなった。また、これにより桑田佳祐は初動だけで年間シングルチャートのトップ100入りを達成したことになる。
桑田佳祐の売上推移
桑田佳祐は指数合計が前作の時の51235を下回っているにもかかわらず、補正係数が前作よりも高騰したために前作初動越えを達成することとなった。今回の桑田の初動9.4万枚は、前作「風の詩を聴かせて」の9.3万枚を約1000枚ほど上回るものである。
桑田佳祐の作品の補正係数は、「明日晴れるかな」の時は1.76で正常だった。しかし次の「風の詩を聴かせて」の時は映画タイアップのためか、劇場販売分が若干加算されて高騰したという見方が存在する。ところがこの映画タイアップというものも、アーティストによっては補正係数が高騰しなかったりすることもあり、「劇場販売分がデイリー非加算」という見方に対しては現在では疑問視する声の方が多く、加算されているものとして考えるのが通常である。
ただ今回の補正係数の高騰は、ツアー開催中ということで会場で売られた分が最後に加算されたという見方が濃厚だ。ツアーに関してはENDLICHERI☆ENDLICHERI他ジャニーズ系以外はデイリーに加算されていないと見られていたが、今年9~10月の倖田來未には下位に落ちてからツアー分と考えられる補正係数の高騰がみられている。アーティストによって加算・非加算が分かれているようだ。
事後的な考察だが、桑田のツアーは先週は木曜日と金曜日に開催されており、木曜付でFNS歌謡祭効果を加味しても指数が横ばいにとどまったことと、金曜付での指数激減は、多くのファンの購買がツアー会場でのものにシフトしたためと考えることができなくもない。
また、桑田佳祐はこれで年間トップ100入りを初動だけで成し遂げることとなった。若干初動の伸びがみられなくなったのは確かだが、2週目以降の推移に期待したいところだ。
桑田佳祐のニューシングル「ダーリン」が発売1週目で9.4万枚を売上げ、12/17付オリコンシングルランキングで初登場1位を獲得した。ソロとしては2001年の「波乗りジョニー」から6作連続、通算7作目のシングル1位となった。
桑田佳祐、07年ソロ歌手初の年内3作1位!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071210-00000030-oric-ent
http://www.oricon.co.jp/news/rankmusic/50371/full/
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今年度も記事楽しみにしています。
やはり桑田はツアー効果での補正高騰になるのでしょうね。開催日と指数減が見事に重なっているとなれば、納得せざるを得ないところがあるのかもしれません。
確かにエンドリの時は係数は至って普通でしたね。アーティストというか、メーカーによってデイリーに加える加えないがあるということでしょうか。
なるべく全部デイリーに加わるようになればよりクリアになるんですが…
初めてコメント致します。ジャニーズ勢ですが、メーカー側がツアー中でもデイリー毎に集計を取って報告しているということではないでしょうか。詳しい理由は分かりませんが。
逆に週間時にまとめて計上するメーカーもあるようで、そちらの方が多いような気がします。アーティスト毎というよりはやはりメーカー、事務所によって対応が違うような気がします。
補正に関してはアーティストごとにばらつきがあるようで、桑田さんにしてもジャニーズにしても皆が皆同じ傾向ではないこともあるので、アニメイト効果など明らかに上がると分かっているもの以外に関しては予測が難しいのではないでしょうか…。
結果を見た後ならば、いろんな捉え方が出来てしまうとは思いますが…