ゴールデンボンバー、被災地のファンのために「ニコニコ動画」に新曲を投稿! 動画ページで募金を呼びかけ

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ゴールデン・アワー ~下半期ベスト2010~ 【初回限定盤A】「ニコニコ動画」で爆発的な人気を誇るV系バンド・ゴールデンボンバーは、14日に「ニコニコ動画」にて、今回の「東北地方太平洋沖地震」の被災者を勇気づけたいとして、新曲のデモ動画をアップした。同時に、動画内のページで募金を呼びかけている。
14日2:15に投稿されたこの動画は、11:00現在で8000件を超える再生数を記録。かなりの勢いで数字を伸ばしている。また、多くの視聴者から感謝の声が上がっている。  



■ 「ニコニコ動画」で視聴者に募金を呼びかけ
  
ゴールデンボンバー本人が「ニコニコ動画」に投稿した新曲には「らふぃおら」というタイトルが付けられている。動画の説明文の中でゴールデンボンバーは、「東北地方太平洋沖地震被災者の為に何かできないかと考えましたがあまりありませんでした。そんな中、被災地のファンの方数人がブログやツイッターにコメントしてくれたので動画も見れるかもしれないと思い、各地のファンのみんなを元気付けるため、それと微力ながら募金を呼びかけるため、この曲を上げました」とし、被災者を勇気づける目的の他に、動画の視聴者の中から募金を募って被災地の支援・復興に役立てるために楽曲をアップしたことを伝えている。

   この楽曲は曲調が非常に明るく、歌詞はリスナーを勇気づけるような内容となっている。

■ 「ありがとう」 視聴者からコメント殺到
   14日の2:15にアップされたこの動画には、11:00現在で約8200件の再生数を記録。既に1300件を超えるコメントが寄せられ、その殆どがゴールデンボンバーに対する「ありがとう」「涙で前が見えない」「粋なホワイトデー」などの感謝のコメントである。

■ お金や食糧、節電だけが支援ではない
   現在、被災地での食糧不足、東京電力の輪番停電実施など、生活する上で最低限必要な物資やインフラ面での支援が叫ばれ、Twitterではその類の情報で溢れている。
   その一方で、テレビ東京のアニメの放送や、歌手のイベント実施には「不謹慎」「電気を使う」などの批判が少なからず見られており、地震関連以外の情報発信は否定的な目で見られることが多かった。

   しかし、地震発生から2日が過ぎたあたりから、そうした「自重」を他者に押し付ける姿勢に対しての批判が増え始めた。こうした背景から、当サイトでも13日の記事から、そのような類の文章の掲載を取りやめている。
   一方で、有名人の中からチャリティーイベントを企画したり、チャリティーソングをiTunes Storeで配信してその売上を被災地に寄付しようという動きが生まれ始めている。これらの企画は、ただ義援金を集めようとするだけではなく、音楽を通じて被災者を勇気づけたいという意志が大きく表れているものだ。

   今回のゴールデンボンバーの動画もそのような側面が大きい。コメントに被災地の方がどれほどいるかは不明だが、動画を見た感想として「一緒に頑張ろう」「みんなで助けよう」など、現状を前向きに捉えたメッセージが多く見られている。動画を見て元気をもらった人がかなりいるようだ。

   このコメントの動きを見る限り、人々を勇気づけるために「人が生きる上で必ずしも必要ではないが、あれば心の支えになる」物を提供することも大切と言えそうだ。誰かを勇気づけたり楽しませるということは、募金、食糧、節電などの支援だけでは不十分だろう。その形の一つとして、今音楽を通じた支援の動きが広がっている。

ゴールデンボンバーが「ニコニコ動画」に投稿した動画

関連サイト
今、Twitterやmixiで日常のこと書くと非国民扱いされることについて (From TRTR(・Д・;), 下の記事にはない意見を掲載)
今、Twitterやmixiで日常のこと書くと非国民扱いされることについて (From VIPワイドガイド, 上の記事にはない意見を掲載)

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10 Responses

  1. F より:

    不謹慎だ不謹慎だって言う人に限って何もしてないと思います。
    それに比べてこういう動きはとてもいいことです。
    管理人さんがツイッターで言ってましたがホワイトデーだってもらえる方はとても嬉しいです。
    水や非常食は必要だけど音楽や愛だって必要。
    それだけで心が暖かくなるものだってあるんですよね。

  2. るい より:

    私は音楽が人が生きて行く上で欠かせないものと考えます。
    食糧や電気と同列に扱えとはいいませんが、
    音楽にまつわるイベントや活動を不謹慎とは思いませんね…

  3. かか より:

    音楽で復興を願うのは悪くないと思います
    昔地雷ゼロキャンペーンとかもありましたしね
    電力使うからやめろというのはいただけないです
    本当にその批判は被災地の方がしているのか疑わしいです
    無関係な偽善者が勝手に叫んでるだけかも
    わざわざ不謹慎と指摘してくる人の方が不謹慎
    アニメ中止かよって書いただけでTwitterでボロカスに言われましたが、
    勝手にフォローしておきながら何様のつもりだと思いました

  4. たけ より:

    見る人に希望や勇気を与えたりすることは
    例えお金が絡んでいなくたって
    どんどんやればいいと思います
    それで沈んでいる人が1人でも救われるなら

  5. より:

    遠方で被害の少ない自分や、その他の人たちは、募金・献血以外では普通の日々を送ることで
    少しでも日本経済を回すことくらいしか出来ません。むしろ、見守ることしか出来ないのでもどかしいくらいです。
    その中で発した日常ツイートに不謹慎だというのは、それこそ行き過ぎた善意だと思います。
    イベントを開催している人たちも”何か自分が出来ることはないか”という信念の下で行っています。
    そういった気持ちを”不謹慎だ”という過剰な道徳心で諌めてしまうと、いつまで経っても立ち直れないと思います。
    アニメや音楽で、張り詰めっぱなしの被災者の方達が、少しでも”安らぎ”を得られるならそれは大いにやるべき事だと思います。

  6. naka より:

    イベント自粛も正しく、チャリティーイベントをやるのも正しい。
    (安全は勿論優先されるべきことですが)
    こういった音楽(=娯楽)を提供することも正しい、と私は思います。
    それぞれがそれぞれの考えでやること、価値観が違うからといって
    批判されるべきことではないかと。
    ラジオでは被災地に向けたリスナーからのコメントが続々と読み上げられ
    被災地からの、または被災地に向けた音楽がリクエストされています。
    音楽は必要とする人にとっては大きな力になると思います。
    また、震災は今だけのことではなく、被災地、さらにいえば日本全体が
    これから先の長い日々を乗り越えていかなくてはならない。
    だからこそ音楽も笑いも今から必要なものだと思うのです。

  7. より:

    様々な番組が中止になってることを嘆く人を非難することは別に偽善じゃないと思いますが、、
    てかこんな時にアニメの心配とかそれこそ思ってても他人に公開すべき内容じゃないでしょ
    様々なアーティストが復興支援する件に関しては悪くないと思います
    それを喜べる状態にあるかどうかは分かりませんが

  8. ノエル より:

    音楽は素晴らしいものだが過信しすぎてる。今日も東京のカラオケボックスに人がたくさんいたけど何の意味がある?音楽を暇潰しに使ってる人は山ほどいる。今は音楽どころじゃないと言ってくれるミュージシャンがいるとするならその方が誠実な気がする。

  9. cd より:

    twitterでNHK教育の放送再開に文句を言っている人がいてさすがに引きました。
    子供は災害のニュースばかりじゃつまらないだろうと思いますが・・・
    何でもかんでも不謹慎の一言で片付けてしまう人たちは本当に被災した人なのかと疑っちゃいます。
    同じく私たちもずっと災害のニュースばかりだと面白く無いですし、
    被災者に対して何か届くようなイベントがあれば積極的に参加したいと思ってます。

  10. ふっきー より:

    >ノエルさん
    確かに、そう言うことは簡単です
    でも、歌の力はすごい
    僕はこんな時だからこそ、歌を歌うことを仕事にする人間が、歌で人を助けようとする行為が何よりも誠実であると思いますが。