ジャニーズの超人気男性グループ・嵐の新曲「Face Down」と、AKB48の姉妹グループ・NMB48の新曲「ナギイチ」が5/9に同時発売され、オリコンランキングで顔を合わせる。両作品は本日5/8より店頭に並び、超ハイレベルな同発対決がいよいよ幕を開けることになる。
初日のデイリーランキングから、両者ともに20万枚を超える数字を叩き出すと予想される。また、シングル週間2位が売上30万枚を突破すると、実に11年ぶりの高水準である。これほど高レベルな売上での対決は、滅多に見られるものではない。
■ 前作の初動売上では嵐がNMB48を圧倒
まず、両者の成績をおさらいしておきたい。前作の初動売上を比較すると、嵐の前作「ワイルド アット ハート」が初動55.0万枚を売り上げたのに対し、NMB48の前作「純情U-19」の初動売上は32.9万枚である。前作実績では嵐がNMB48を約22万枚も上回っており、この実績から考えると、嵐が週間ランキングを制する可能性が大きいだろう。
<前作初動売上>
55.0万枚 : 嵐 「ワイルド アット ハート」
vs
32.9万枚 : NMB48 「純情U-19」
■ 前作デイリー初日売上ではNMB48が嵐を上回る
しかし、デイリー初日の瞬発力ではAKB48とその姉妹ユニットの右に出るものはいない。前作のデイリー初日売上を比較すると、嵐の前作「ワイルド アット ハート」が251868枚だったのに対し、NMB48の前作「純情U-19」は280367枚であり、NMB48が約3万枚上回る。従って、5/8付のシングルデイリーランキングでは、NMB48が1位発進を果たし、嵐は2位に甘んじる可能性が大きい。
<前作初日売上>
25.2万枚 : 嵐 「ワイルド アット ハート」
vs
28.0万枚 : NMB48 「純情U-19」
■ 売上の変動要因は?
嵐は、フジテレビ月9ドラマ史上初めて、同枠の主題歌を2期連続で担当している。前作「ワイルド アット ハート」がドラマ「ラッキーセブン」の主題歌で、今作「Face Down」はドラマ「鍵のかかった部屋」の主題歌である。
タイアップが月9という条件では同じだが、2つの楽曲は曲風が全く異なっている。公式サイトで「一味ちがった嵐の魅力をお届けします」と書かれているように、これまでの嵐のシングル曲にはなかったミステリアスな作風となった。これまでにない作風での挑戦が良い方向に影響を与えれば、前作(初動55.0万枚)並の売上が期待できるはずだ。
一方、NMB48は2週間後にAKB48の新曲「真夏のSounds good!」(27thシングル 選抜総選挙への投票券付属)の発売を控えており、不利な状況の中で戦うことになる(板野友美、指原莉乃、SKE48、渡り廊下走り隊7の新曲にも同じことが言える)。
NMB48のファンにとっては、「ナギイチ」の握手会のために資金を投入し、さらにAKB48の総選挙のために資金を投入しなければならず、短い期間で多額の出費を強いられる状況である。そのため、新曲の購入を控えて総選挙に全力を注ぐファンと、両方ともほどほどに購入するファンが増えることで、新曲の売上が減るのではないかという懸念が出ている。
ただし、最近のNMB48の人気拡大が目覚しいことから、こうした不安要素による減少分を相殺して、さらに前作を上回る売上枚数を記録するという見方もできる。もう一つの姉妹ユニット・SKE48は自己最高初動売上を塗り替え続けており、NMB48についても同様に波に乗って行く可能性が考えられる。
果たして勝利の女神はどちらに微笑むのだろうか。嵐か？それともNMB48か？対決の火蓋がついに切って落とされた。
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嵐
ジェイ・ストーム 2012-05-09 |
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NMB48
laugh out loud records 2012-05-09 |
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