オリコン週間シングルチャート速報が先ほど発表され、宇多田ヒカル「Beautiful world/Kiss & Cry」は注目の3強対決でラルクとEXILEに敗れ週間3位となることが分かった。初動は9.4万枚となった。
宇多田ヒカルは週間チャートでは3位となったが、デイリーチャートの指数では週末大きく指数を上げた。今週の3強の中では2週目以降に最も期待が持てると言え、推移次第では来週も上位争いに絡める可能性がある。
3強の今週のデイリー推移
上のグラフを見ても分かる通り、今週宇多田ヒカルは序盤でラルク・EXILEに大差を付けられる展開となった。この差が最後まで響き、週末で猛追したがラルクには届かず、EXILEには1000枚差まで迫ったが振り切られた。
しかしながら宇多田ヒカルの週末での伸びは物凄い。上のグラフを見ても分かるように宇多田ヒカルは金曜日にデイリー首位に立つと、土・日でははっきりと右肩上がりだと分かる推移を辿ったのだ。その伸びも指数で約2000、約1700という大きなものであり、週末は他の2作品と明らかに売上ペースが違ったことになる。
金・土・日の3日間の推定売上だと…
37459枚：宇多田ヒカル
23450枚：L’Arc～en～Ciel
21712枚：EXILE
その売上UPに貢献したのはやはり1日から公開になった注目の映画「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版：序」だろう。この映画の公開がMステ効果以上に売上UPをもたらしたのは、ラルクが土曜日に売上を下げたことや他の作品に対する売上アップ効果が少なかったことからも明らかである。
このエヴァ最新版はこの週末の観客動員数が実に23万6158人、興行収入は2億8000万円を記録して堂々の初登場1位となったのだ。さらに驚きなのが公開館数が全国でわずか84という少なさでのこの成績であり、上のグラフのようにCDの売上が爆上げしても何らおかしくはないのである。
土日にエヴァを見た人間の10%がCDを買ったとすれば
236158 × 0.10 ≒ 23616枚
果たして宇多田ヒカルはの今作はこの後どこまで売上を伸ばすことができるのだろうか。2週目以降の推移は今週初登場のどの作品よりも楽しみとなっている。
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