6/30～7/1にかけて兵庫県で開催予定だったK-POPのイベントが、チケット売れ行きが低調だったことと、さらに主催企業が自己破産したことにより、直前になって中止に追い込まれていたことが分かった。イベントを主催した会社は事実上倒産の状態であり、諸事情によりチケットの払い戻しも出来ないという。
中止となったのは、(株)アンフィニジャパン (大阪府岸和田市)が主催した「K-POP IN 豊岡・神鍋高原」と呼ばれるイベントで、KARAや超新星といった有名アーティストが出演予定だった。
■ 主催者側、自己破産状態
主催者発表によると、 イベントが中心に追い込まれた原因は「関係各所との行き違い等」が原因という。このため、チケットの販売枚数が低調に推移した結果、各プロダクションや、各業者への支払い資金を捻出できなくなり、中止を余儀なくされたという。
チケット代金も、本来なら当然、購入者に対して返金される必要がある。しかし、主催者発表では「現在、見るべき資産がほとんどない状態です。皆様にご購入いただきましたチケット代金についても、ほぼ全てを韓国プロダクションへの前金の支払及び開催準備費用に費消しており、株式会社アンフィニジャパンにおいてご返金することができなくなっております。」とし、返金能力が失われた状態であることを伝えている。さらに、大幅な債務超過状態にあり、自己破産申し立てを行っているという。
一部の報道では、同社担当弁護士のコメント・見解が掲載されており「当初1万2000枚ほどの販売を見込んでいた代理店との契約がなくなってしまい、他でまかなおうとしていたが、それも間に合わず中止になった。」とされている。また、帝国データバンクによると、同社が直接販売したチケットは450枚しかなかったという。この「直接販売分」に関しては返金されない可能性があるものの、ローソンチケットやチケットぴあでの販売分は、期間限定で払い戻しが実施されるという。
■ KARA、超新星が登場予定！目玉はあったのに…
出演予定だったアーティストの中には、KARA、超新星といった有名どころもいた。インターネット上では、「KARAも超新星もいたのに、なぜこうなった」という意見が多く飛び交っている。主催者側が韓国のプロダクションに前金を支払った後の事態ということもあり、「チケットが売れていなかったのでは?」「K-POP人気に陰りか」という意見以外に、「送金してから計画倒産したのではないか」「本当にKARAと出演契約していたのか」などという厳しい意見も見られた。
今回の事態により、K-POP系のフェスに関して、ファンの間で前売りでのチケット購入に対する警戒が進むと見られる。K-POP全体の信頼が揺らぎかねない出来事が起きてしまったと言えるだろう。
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KARA
ユニバーサル・シグマ 2011-11-23 |
関連サイト
・(株)アンフィニジャパン トップページ (今回の経緯が掲載されている)
・K-POPブームついに終焉？ チケット売れずイベント中止、返金もできず (From J-CASTニュース)
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