来週のシングルは注目の超大物対決、桜井和寿VS山下智久！

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来週のシングルチャートはこの上半期で3番目に面白い週と言っても過言ではないだろう。(1番目はKAT-TUN、2番目はハレ晴レユカイ)
なぜかと言うと来週ほど首位争いが熾烈になる週は今年度に入って初めてなのではないかと読んでいるから。その首位争いを演じるのは、GAKU-MC／桜井和寿「手を出すな!」と、ドラマ「クロサギ」主題歌の山下智久「抱いてセニョリータ」の2作品。超ベテランと人気絶頂のアイドルとの対決となる。

GAKU-MCと桜井和寿という、ジャンルの違う2人がコラボして生まれた夢のような作品「手を出すな!」ですが、別に桜井がラップをやっているわけではない。GAKU-MCは94年にEAST END×YURIの一員として「だよねーだよねー」のフレーズで有名な、ミリオンを突破する大ヒットを記録した「DA・YO・NE」をリリース。同作品は94年8月に初登場94位もじわじわと売り上げを伸ばし続け、人気に火がつくと94年末から95年初頭にかけてチャート下位から一気に上昇し最高7位(3週)を記録し一躍注目され、なんと95年の紅白に出ている。さらには2ndシングルもこの勢いでミリオンセラーに乗せてしまっている。
その頃桜井率いるMr.Childrenはシングル「Tomorrow never knows」が277万枚、「【es】 ～Theme of es～」が157万枚、「シーソーゲーム ～勇敢な恋の歌～」も181万枚と驚異的な大ヒットを連発していた。(しかしいずれの作品も年間1位を逃しているところが当時のCD売り上げの凄さを物語っている。) ミスチルの勢いが今でも健在であるのはこの時期の支持があまりにも大きかったからというのが第一の理由かもしれないほどだ。

今作「手を出すな!」はミスチルが得意とするポップ路線とGAKU-MCが得意とするリスナーを強く惹かせるHIPHOPサウンドとメリハリのあるラップが見事に融合した作品。両者のファンには敬遠せずに聴いてもらいたい楽曲と言える。総合して意外とキャッチーなサウンドに仕上がっている。

そのGAKU-MC／桜井和寿と対決する山下智久は、人気ジャニーズグループNewSの一員。NewSはメンバーの飲酒騒動で現在活動休止中なため、山下の今回のリリースを待ちわびていたファンは多い。さらにはドラマ「クロサギ」の主題歌としてこの楽曲の知名度は発売前からとても高く、さらにはそのドラマにはあの修二と彰「青春アミーゴ」が150万枚を超える大ヒットを記録したドラマ「野ブタ。をプロデュース」に出演していた山下智久・堀北真希の両者が今回もメインで抜擢されているため、同様に大ヒットとなるのではという憶測も立つほど。修二と彰ほどの大ヒットにはならないと見ていますが、話題性と山下の人気の高さからすればかなりの初動を期待していいはず。またジャニーズの作品はDVDでも大ヒットとなる事が多く、今作にはDVDが付属している事から購買意欲が通常よりも高いと考えられ、NewS本体の作品を超える初動となる可能性も高いと見ています。
さらには山下は先日のMステで「口パク」があからさまにバレるというおいしい(?)演出でこの週末各所で大きな話題をさらった。この騒動は結果的にCD発売の大きなデモンストレーションとなったはずで、総じてマイナスになる事はないと考えられる。

話題性と認知度からすれば現時点ではこの対決、山下智久が有利と見るのが妥当なところ。異色の大物コラボ対人気絶頂のアイドルの夢の対決、果たして来週のシングルチャートで勝つのはどちらなのか注目したい。

またシングルチャート、その他ではアニメ「BLOOD+」のアンジェラ・アキ、同じくアニメ「NARUTO」のFLOW、さらに同じくアニメ「BLEACH」のいきものがかり、AAAが初日デイリーでトップ10入りしそう。アニメ「名探偵コナン」は最近タイアップ効果が弱いのが気がかり。そのEDの上木彩矢の動向にも注目だ。
さらに目が離せないのはアニメ「Fate／Stay night」のOPであるタイナカサチ「きらめく涙は星に」の動向だ。こちらも初日デイリートップ10入りを期待してよいはず。また、ロードオブメジャーやドラマ「ギャルサー」挿入歌のまえけん♂トランス・Pjにも注目だろう。

手を出すな!
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