オリコン週間シングルチャートでは、宇多田ヒカル「ぼくはくま」の売り上げが「超不振」に陥っている。なんと大不振と言われた「Passion」の時の初動4.9万枚をさらに下回り、初週は39715枚しか売れず不振の色はさらに濃くなってしまった。
・4位は、宇多田ヒカルの「ぼくはくま」(初登場赤丸付、4.0万枚)。17作すべてTOP10入り(同一作品の12cm盤と8cm盤は1作でカウント。限定アナログ盤は除く)。
今回宇多田の新曲は価格を600円に下げ、3種類のパッケージがリリースされた。売る気満々で望んだにもかかわらず初動は39715枚とついに4万枚ラインを下回り、前作で復調したのにまた不振へと舞い戻ることになってしまったと言える。
今回、「子供層からの売り上げが多数獲得できた」とする。そうすると初動枚数的にはこれまでのファン層がそれ以上に離れてしまったことになり、宇多田にとっては逆効果になったと言っても過言ではない。今回のリリース自体が商業的には大失敗になったと言える。無論ロングヒットの可能性はないわけではないですが、月曜付デイリーでAqua Timezに抜かれて5位に転落したところを見るとあまり期待は出来ない。
2作連続で童謡を出すわけには行かないだろう。そうすると次のシングルでは今回獲得できた子供層はすぐに離れる事になる。そして今作で離れたファン層の全てが次で戻ってくるとは考えられないため、必然的に次のシングルの初動は「Keep Tryin’」の7.0万枚を下回ってしまうと予想せざるを得なくなってくる。
やはり「ぼくはくま」はアルバム曲かカップリングに留めておくべきだったのか。
初動数値を見る限りファンもライトも多くが敬遠したと言える今作では、累積10万枚に届くかも怪しい状況。こういう状況を見ていると、1stアルバムが800万枚の売り上げを誇っていた頃の人気振りを振り返ってしまいやはり萎えてしまう。日本の音楽界をリードしてきたとも言える宇多田の復活を、チャート予想者の一人として次のシングル以降に大いに期待したいですが、先行きは非常に心配になってきたようだ。
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宇多田ヒカルは最近、大衆受けする音楽よりも自分がやりたい音楽を貫いてる感じですからね。一生、食べていくだけのお金はあるわけだし、シングルが売れなくてもアルバムは売れてますから、十分じゃないんでしょうか?
曲では受けを狙わないから代わりに3パッケージにしよう
ということなら、少しがっかり