ブックオフが赤字転落…中古等のCD売上伸び悩みが原因でブックオフ事業が減収

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「ブックオフ事業」を展開するブックオフコーポレーションが8日に発表した2011年3月期第3四半期(4-12月)の連結決算により、同社が純損益が1300万円の赤字に転落したことが分かった。前年同期は6億5900万円の黒字だったが、今期は会計基準の変更による特別損失の計上などにより赤字に転落した。さくらフィナンシャルニュースが報じた。



■ CD売上の伸び悩みがブックオフ事業の減収に直結
 赤字を計上したものの、同社全体の売上高は前年同期を上回っている。売上高が伸びている要因は、大型複合店等の出店や、リユース事業の強化で、衣料品の売上が増加したことである。

   一方、同社の事業の柱である「ブックオフ事業」は前年比から減収。CDの売上の伸び悩みなどが原因で、既存店の売上高が前年を下回ったという。
   ブックオフでは中古CDの買取を行い、買い取ったCDを低価格で販売している。そのCD売上が伸び悩んだということで、近年のCD市場の冷え込みが中古市場にも押し寄せていることが浮き彫りとなった。

 なお、売上高は前年同期比5%増の549億1000万円、営業利益は同18%減の13億9400万円、経常利益は同11%減の17億800万円と報じられた。

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関連サイト
ブックオフ:今第3四半期、1300万円の赤字に転落、リユース事業堅調も、人件費など販管費膨らみ減益  (From さくらフィナンシャルニュース)


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