最新の3/19付オリコン週間アルバムランキングでは、いきものがかりのオリジナルアルバム「NEWTRAL」が8.3万枚を売り上げ、2週連続で1位を獲得した。
元KAT-TUN・JIN
AKANISHIの「JAPONICANA」は、いきものがかりとの対決に敗れ2位となり、デビュー以来続いていたシングル・アルバムを通じた無敗がストップした。
いきものがかり「NEWTRAL」は、3/12付オリコン週間アルバムランキングで初動19.3万枚を売り上げて1位を獲得しており、翌3/19付でも1位を獲得したことにより、2週連続の1位獲得となった。いきものがかりは、ベスト盤を含めると「My song Your Song」以来4作連続で2週連続1位獲得を達成したことになる。
対するJIN AKANISHIは、KAT-TUNのメンバーとしてデビューして以来、グループ曲、ソロ曲ともに、シングル・アルバムを通じて一度たりともオリコン週間ランキングの1位を逃したことがなかった。
今作は、一般流通盤のほかに、輸入盤、輸入盤(ローソン限定仕様)が存在しており、発売形態のバリエーションは豊富であった。しかし、蓋を開けてみると初動売上は7.0万枚にとどまり、いきものがかりの勢いを上回ることができず、初めて週間1位獲得を逃してしまう結果となった。
JIN AKANISHIの売上の落ち込みの兆候は、シングルランキングで見られていた。昨年12月に赤西仁名義でリリースしたシングル「Seasons」が初動9.7万枚で、「Eternal」の21.7万枚の半分以下まで激減していた。
ジャニーズのソロは、山下智久も昨年のシングル「はだかんぼー」で売上を大きく減らしており、JIN AKANISHIのみならず、全体的に厳しい状況になりつつあると言えるようだ。
■ 土曜付まではJIN AKANISHIが大差で勝っていた
最終的な売上枚数を比較すると、いきものがかりの8.3万枚に対し、JIN AKANISHIは7.0万枚であり、1万枚以上の大差をつけていきものがかりが勝っている。しかし、この対決には先日の記事で述べたように、JIN AKANISHIの輸入盤という特殊条件が存在していた。そのため、デイリーランキングの売上合計の単純比較では週間ランキングの勝敗を確定できない状況だった。
現に、最終結果から計算したデイリー売上→週間売上への補正係数は、いきものがかりの1.02に対して、輸入盤要因があるJIN AKANISHIは1.11と高い。この結果を踏まえ、毎日のデイリー売上枚数に補正係数を掛けて累積売上を計算していくと、実は土曜付まではJIN AKANISHIが大差で勝っていたことが分かる(下記グラフ)。
しかし、いきものがかりは日曜付で売上を23593枚まで伸ばしたため、デイリー売上の合計でJIN AKANISHIに圧勝。JIN AKANISHIは、輸入盤の加算があってもいきものがかりに追いつけなかった。
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