2008年、”Produced by avex trax” の超大型新人としてデビューし、NHK紅白歌合戦の出場も果たしたgirl next door。オリコンランキングではシングル・アルバムともに1位獲得経験があったが、最近ではメディア露出が減り、話題に上ることが少なくなっている。
そんなgirl next doorが3/7にベストアルバム「SINGLE COLLECTION」を発売したが、オリコン初登場26位にとどまり、初動売上は約4200枚と低迷。一時期もてはやされた頃の勢いはなくなってしまっている。
■ オリコン1位曲も収録したベスト盤だったが…
girl next doorの今回のベスト盤は、デビューシングル「偶然の確率」から、最新シングル「ブギウギナイト」までのシングルを網羅している。収録曲の「Infinity」は、シングルとしてリリースされた際にオリコン週間1位を獲得した楽曲でもある。
しかし、今作は最新のオリコン週間ランキングで初登場26位と、これまでのアルバム中最も低い順位となってしまった。初動売上も約4200枚で、自身の全アルバム中最低である。ちなみに、最新のオリジナルアルバム「アガルネク!」は、オリコン最高19位で、初動売上が約5500枚だった。
■ 記録が途切れた瞬間から異変が起きた
かつて、girl next doorが「男女混成グループによるデビューから●●作連続トップ3入り」「デビュー前に視聴回数200万回突破」などと煽られていたころは、イベント等の効果で週末に売上を稼げたこともあり、オリコン上位に入り、メディアでも多く取り上げられていた。
しかし、2011年のシングル「Silent Scream」(当初タイトルが「Twitter」と発表され話題となった曲)でデビュー以来の連続トップ10入りが途切れてからは、ストッパーが外れたかの如く、リリースの度に売上を落としていった。最新シングル「ブギウギナイト」は週間33位にとどまり、30位以内からも外れていた。
■ 今やavexの女性トップはSKE48、さらに女性アイドルが次々育つ中で…
“Produced by avex trax” の名が示すように、一時期は確かに全社挙げてgirl next doorをプッシュしようとする姿勢が見えていたように思われる。
しかし、2011年にSKE48がavexに移籍してから、同社の女性ボーカルのシングル売上トップは圧倒的大差でSKE48となってしまい、これまでの勢力図が激変した。圧倒的な勢いを持つSKE48だけでなく、SUPER☆GiRLS、東京女子流といった女性アイドルがコンスタントに売上成績を残す中で、avexの戦略が転換し、girl next doorへの力の入れ具合が徐々に小さくなったのかもしれない。果たして、今後girl next doorの再隆盛はあるのだろうか。
| SINGLE COLLECTION(DVD付) | |
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GIRL NEXT DOOR
avex trax 2012-03-07 |
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