今週のオリコン週間シングルチャートが面白い。新譜勢が軒並み売り上げを落とした中で、モーニング娘。「悲しみトワイライト」だけが初動を大きく伸ばしてきた。
昔に比べて勢いが衰えているのは間違いない。だからこそそんなモー娘。の復調が実に新鮮である。
先日の記事でお伝えしたように、モー娘。はわずか2日間で前作初動越えにリーチをかけ、翌日一気にその前作「笑顔YESヌード」の初動4.0万枚を抜き去って売り上げを伸ばし続けた。最終的に初動だけで前作の累積売上を抜き去るという近年のモー娘。には見られなかった快進撃を見せたのだ。
2位は、モーニング娘。の33rdシングル「悲しみトワイライト」（初登場赤丸付、5.4万枚）。
売上は、発売1週目にして、今年2月の前作「笑顔YESヌード」の累積5.3万枚を上回る好セールスとなった。
http://www.oricon.co.jp/news/rankmusic/44228/
http://www.oricon.co.jp/news/rankmusic/44224/
今週はキンキが自身初の初動20万枚割れ、ORANGE RANGEも初動4万枚割れと上位陣が軒並み崩れた。そんな中だからこそモー娘。の今回の快進撃がより目立っているのだろう。
また総売上が、ピンクレディーを抜いて女性グループの中で歴代1位の記録となったことが今朝の情報番組で大々的に伝えられた。これには賛否が分かれており、同じメンバーで獲得したものじゃないなどという意見も多く見られた。だが逆に捉えれば、度重なるメンバーチェンジがあっても離れずついてきた固定ファンがいなければこのような記録は達成できないものだという見方もできるだろう。
モー娘。は初動でも累積売上でも昔のような勢いはない。それだけに今回のような初動UPがあると、未だに人気が健在であることを示すことができる。
今週の週間チャートではそんなモー娘。の1人勝ち状態だったとも言えるだろう。次作以降も大きく売り上げを落とすことなく維持できるかに注目だ。
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初日型の理由の一つが分かりました。
ＣＤ買うとイベントの抽選シリアルナンバーカードが入っているんですがその応募締め切りがなんと４月２６日２４時となってます。
すぐに買わないと間に合わないし、イベント目当ての複数買いも多かったと予想します。
誰もが予想外の好調ぶりだったと思います。
品薄でなければもう少し伸びたでしょうか。
例えばアマゾンでは週末から在庫切れが続いてますね。まぁ初動で前作の累計を超えてしまったわけだから、会社の誤算も当然といえますが。