YUI、決して周りのせいだけには出来ない「指数3ケタ」の不名誉記録

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オリコンシングルデイリーチャート金曜付ではついに3位の指数が1000点を割れて3ケタとなる不名誉記録が作られてしまった。
その3位となったのはYUI「My Generation」だった。YUIは先週初動7.9万枚という、自身で2番目に高い初動で初のシングル首位獲得を果たしている。それだけに、2週目のYUIの勢いもかなり落ちていることがうかがえる結果となってしまっている。

YUIの先週金曜付指数
3077
↓
今週金曜付
937

YUIは先週2種類から1種類にパッケージが減るなどの、前作よりも不利な状況ながら初動7.9万枚という高いレベルの売り上げをマーク。自身初のシングル首位獲得を達成した。しかしパッケージが減るということは、単純に考えて瞬発力が減るものの減少幅も減るということである。今週は前週からのキープに対しても期待されていたのだが、蓋を開けてみると火曜付・水曜付とただでさえ売り上げが伸びていない新譜に抑えられていいところが見られない状況となってしまっていた。
今週YUIは月曜付という売上を加えても、火曜付で2位に登場して以来3日間デイリー3位以内に入り続けたKREVAよりも売上で劣っているものと見られている。

そのKREVAは先程デイリー速報で示したとおり、木曜付までの売上が約13370枚となっている。KREVAより合計で劣るという事は、YUIは木曜付までにその数字以下の売上しかマークできていない事になるわけである。また、補正係数1.75を用いて計算すれば、指数が1000点を切るということが、1日あたりの売上上積みが1750枚以下ということと同値であることが分かる。ということは今日YUIが売上で14000枚に達していたとしても、残り2日共に指数が1000点を割れてしまった場合は売上の上積みが3500枚以下になるということで、2週目の売上が2万枚を割れるという厳しい状況まで想定できてしまう。

「新譜の売上レベルが低い」という状況で、YUIの勢いはそんな新譜勢とは違うのだということを見せ付けるという状況が最もYUIにとっては良かっただろう。首位を獲得した先週の状況からも、発売前は今週も2万枚は少なくとも売ってくるという見方が多かったように思われる。ところが実際はそんな予想と裏腹に、YUIも売上ペースが先週の3分の1以下となり、他と共にマイナス方向へ追随してしまっている状況なのだ。いくら他が弱いとはいえ、まだ2週目のYUIが「指数3ケタ阻止のストッパー」になれなかったというのは残念な結果だろう。

明日以降YUI、そして全体の売り上げレベルの回復は見られるのだろうか。上位を中心に推移に注目したいところである。

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