来週のシングル、バレーボールタイアップのWaTが首位獲りか？

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来週のシングルチャートの動向を占います。

来週の新譜筆頭候補はWaT「Ready Go!」で、表題曲はTBS系列バレーボール放送「2006 世界バレー」のオフィシャルテーマソングとなっている。

WaTは前作「HAVA RAVA」の初動が6.4万枚。その前の「5センチ。」の初動12.3万枚に比べると半減していることから先行きは不安なところ。しかしながら、今回の楽曲は2ヶ月連続リリースの第1弾として視聴率が見込めるバレーボール中継のタイアップをつけてきており、話題性は高い。前作割れを回避して初動7万枚以上の成績をマークする可能性は濃厚。
ただし初動10万枚を超えてくることまでは期待できないと思われ、週間首位を簡単に獲得とはいかないかもしれない。まずは火曜付でデイリー初登場首位発進出来るかが焦点となる。

来週は新譜の二番手を読むのが非常に難しい。あえて二番手候補という位置づけではなく注目作品として紹介するならば、misono「ラブリー キャッツアイ」を挙げたい。同作品は今週発売となったニンテンドーDSソフト「テイルズ オブ ザ テンペスト」のイメージソング兼CMソング。
今年度、テイルズタイアップは数あるゲームタイアップの中でナンバー1のタイアップ力を誇っていると見られる。昨年11月～12月にはBUMP OF CHICKEN「カルマ」がテイルズシリーズの「ジ アビス」の主題歌となり、初動16万枚。シングルカットだった「車輪の唄」を除くと、「オンリー ロンリーグローリー」の初動11万枚や「プラネタリウム」の初動13万枚をさらに上回る好成績を収めたほか、今年3月にはそのBUMP OF CHICKENの藤原が作曲した同ゲームの楽曲のみをセレクトしたサウンドトラック「SONG OF TALES OF THE ABYSS」が、ゲームサントラとしては快挙とも言えるオリコンデイリー最高3位を記録し週間でも初登場6位・初動34186枚を記録した。

では3月に発売されたmisonoが歌う主題歌「VS」は売れたのかというと、実はほとんど売れていない。なんと主題歌発売と同時期にゲームの発売延期が決まり、その影響かどうかは判断しかねるところですが初動は1.7万枚と不本意な成績だった。今回はイメージソング・CMソングに再びmisonoを起用した事により、旧作のチャート順位UPも同時に見込めるのでは予想する。来週「ラブリーキャッツアイ」が「VS」の初動を上回り、その「VS」が100位内に再ランクインすれば、テイルズ効果の強さを改めて知らしめる事が出来るはずだ。
またカップリングにはグリコのCMでお馴染みの「Tomorrow」が収録。岡本真夜の過去の名曲のカバーとあり、話題性は高い。

その他デイリー火曜付ではTama、BoA、くず、ガゼット、CHEMISTRY、Salyuといった新譜からデイリー初登場トップ10入りがありそう。特にCHEMISTRYは先の騒動の影響により売り上げにどう影響があるのか気がかりなところ。
注目はアニメ「武装錬金」のEDである樹海「ホシアカリ」。今夏の「恋人同士」はなかなかの良曲ながらも売り上げは伸びず。人気のアニメの主題歌ということで、タイナカサチに続いて一歩前進して欲しいところだ。

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