オリコン週間アルバムチャート速報が先ほど発表された。この1週間多くの人が固唾を飲んで見守ってきた、「エンドリvsYUI」の結果に朝早くから大きな注目が集まっているが、結果は指数通りYUIが週間1位、エンドリが2位となった。
訴訟騒動もあり数々の疑惑があった中で結果が注目されたが、今回の結果はオリコンの夜明けとも捉えることが出来るだろう。
エンドリ VS YUI、今週の指数推移 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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・1位は、YUIの2ndアルバム『CAN’T BUY MY LOVE』(累積39.1万枚)。2週連続1位。今年発売の作品では、木村カエラ『Scratch』(日付:2/19付、26付)、Mr.Children『HOME』(日付:3/26付、4/2付)に続き3作目。
・2位は、ENDLICHERI☆ENDLICHERIの2ndアルバム『Neo Africa Rainbow Ax』(初登場赤丸付、7.8万枚)。
「また僅差でエンドリが1位ではないのか」
最終結果発表前にはそんな結果を心配する声もちらほらと見られた。昨年の7月4日、デイリーで5勝1敗のポルノグラフィティがエンドリに893枚差で敗れたことが伝わると多くのチャートファンから怒号が飛んだ。どこのサイトのコメントも大荒れとなったのは記憶に新しい。
今回のデイリー推移はYUIの4勝2敗である。過去にはWaTが4勝2敗で、ポルノが5勝1敗で涙を呑んでおり、もし指数がなかったら過去のデータと照らし合わせてもエンドリ首位と予想する人は今より若干多かったのかもしれない。しかし今回の場合は1日の売上枚数の目安となる「指数」が鍵となり、多くの人がYUIの週間1位を信じてやまなかった。
ライブ票・アマゾン票などと、これまで順位がひっくり返ってきた原因は幾度となく各所で考察されてきた。しかし今回指数にほぼ忠実な結果が出たことにより、エンドリの補正は他のジャニーズアーティストとほぼ変わらないという結論に至ることが出来るだろう。そのため、過去の結果の信憑性への疑念は結果論を抜きにすれば残らざるを得ないことになる。
しかし今回は指数とデイリー推移のどちらで評価しても文句のない結果であり、僅かながらではあるが「オリコンの信頼性の回復」となったと言えるはずだ。
YUIは前週の初動29.1万枚という結果の後も、好ペースを引き続き維持。週の半ばで失速したエンドリを引き離して、文句なしの週間首位獲得となった。トップアーティストへの階段を少しずつではあるが上り始めたと言えるだろう。こうなるとYUIの次作への期待はより高まることとなるはずだ。
2007年、YUIは既に2枚のシングル・1枚のアルバムをリリースしているが、どれも好成績となったのは言うまでもない。ちやほやされるのも成長株である証である。その好調さをどこまで維持することが出来るのかに、今後大きな注目が集まってくるのは間違いないだろう。
★エンドリ発売週の注目度が何故高いのか
その理由を知るにはこちらの記事がお勧めです。
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まあエンドリのファンの方やその取り巻きの人が、出た結果を素直に受け止めてこの問題は初めて解決かなと思います。
しかしYUIは本当によくやったと思います!
なつさんのこの一週間のご心労をお察しします。さぞかし態度の悪い方々に苦労されたことでしょう。
オリコンの夜明け…まさにその通りでしょう。そして若手のYUIがベテランのエンドリを下したと言うことは、まるで世代交代のような感じにも思えます。
今回、他のどのブログよりも積極的にこの疑惑や数字の不透明さを訴えてきたなつさんの姿勢に感服せざるを得ません。
来週以降も記事楽しみにしています。
>過去の結果の信憑性への疑念は結果論を抜きにすれば残らざるを得ないことになる。
私は管理人さんよりも2つの点から過去の結果の信憑性は増したと考えます。1点目は今回は同じ発売週同士の推移でないこと。発売週と翌週では指数の増減ペースはかなり変わるでしょう。2点目は指数でエンドリが超初動型とはっきり分かったこと。(今週の関ジャニとくらべても初日にかたよってます)今までも売上が初日にかたよっていたと予測できます。
でも疑念が0とは言い切れませんが。そんな疑念が無いように考慮しての指数発表なんでしょうね。
初めまして。過去に3度もエンドリさんが発売した週に絡んでこれだけ僅差の勝利が続いていたのですね…
今回は指数があったため、エンドリさんの側の補正もほぼ書かれている通りになってますね。
5勝のポルノが×、4勝のYUIが○なんで、やはり過去の結果は…と考えてしまいます。
しかしこれをきっかけに(疑惑が真実なら)オリコンは変わることが出来ると信じたいです。
今年はいろんな波乱がありそうですね。
テレビ局などでも、いまや捏造や事実に反する内容には厳しい視線が注がれています。
疑惑は疑惑でしかなく、過去の真相は闇の中ではありますが、これからも、真に信頼しうるオリコンであって欲しいと思っています。
オリスタは、チャート誌であると同時に大勢のアーティストの記事を扱う音楽誌です。
どのアーティストに対しても過不足なく公明正大が当然ですよね。
もちろん理不尽にエンドリを落とす必要もない。
今回の一件は一音楽ファンとしてほっとしました。
この一週間、お疲れ様でした。
堂本剛さんの売上結局伸びませんでしたね。ライブでの売上が期待されてましたが、補正係数も他のアーティストとほとんど変わらずでしたし・・・心配なのはこの結果で事務所お得意の複数枚リリースしなければいいなと思います。次複数枚リリースしたらまた注目されちゃいますからね(苦笑)YUIはこれからどれくらい粘れるか注目してます。
YUIとエンドリ(ソニーグループ)の発売メーカーは同じなのに、YUIの生産を止めるなどをなんでしなかったのか不思議だし、ファンやジャニーズ側の買占め運動とか無かったのかも気になります。
YUIはソニーの一番の稼ぎ頭だからでしょうか???
はじめまして。
冷静&理論的な考察、興味深く拝読させていただきました。
特に『僅差勝利全記録』は読み応えがありました。こうしてきちんと数字で示していただけるとわかりやすくていいですね。正直、過去のこういう過程を知らなかったので驚きです。
荒らしや炎上を恐れない姿勢にも感服いたします。
この一週間毎日わくわくしながら指数の推移を追いかけてました。私だけでなく他の多くのみなさんもほっとされたのではないでしょうか。
コメント欄も荒れたようですが、それだけ多くの方が今回の首位争いに興味を持っていたということでしょう。
そして、なつさんの今回の問題に取り組む姿勢を評価される人が多いようですね。
私も大変感服しています。
今回はかなり心労が募ったかと思いますが…
>>かずたんさん
商売なんだから需要にあわせて供給しないと利益でませんよ。
レコード会社がみすみす売れるものを出荷しないわけないでしょう。
レコ社にとってはYUIが売れるのは願ってもないことだと思いますよ。
これからも岡村ちゃん路線で行くのかそれともミスチル路線でいくのか興味はあります。