2007年上半期総括特集vol.2:「千の風」が頂点に、通算1000作目のNo.1は?

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道(仮) (DVD付)2007年度上半期総括特集として、数回に分けてこの半年間のシングルチャートを中心に振り返る。

第2回は6週目~10週目(2月頭)までを振り返る。秋川雅史が一気に年間トップになるほど好調な中で、エンドリのように不調となるアーティストも決して少なくなかった。また、オリコンのシングル首位作品が1000を数えたのもこの期間であった。


第6週:複数枚リリースはGLAYにも…信頼できない初動数値
第1週目で関ジャニ∞がやって非難が飛び交った「複数枚リリース」を今度はGLAYがやった。これによりまた非難の嵐となった。アルバムリリースを控えていたために、ファン心情を全く考えていないリリース体制にも多方面から注文が付いたこともありこの週は大いに荒れた。さらには5枚リリースで初動14.5万枚という不本意な成績となったことで、この週に関してはGLAYの凋落を予感させる1週間だったという見方も多い。複数枚リリースでなかったら、EXILEには倍近い差を付けられていたはずだ。
また、秋川雅史が急激に売上を伸ばしてきたことも印象的だった。さらに、5位に初登場してきたYUIの初動が7.5万枚だったことにも多くの人が驚かされた。

1位…GLAY「100万回のKISS」(初動14.5万枚、年間初登場3位)
2位…EXILE「Lovers Again」(初動13.2万枚、年間初登場6位)
3位…秋川雅史「千の風になって」(週間9.0万枚、当時年間2位:14.6万枚)

5位…YUI「Rolling Star」(週間7.5万枚、年間初登場8位)


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第7週:ミスチル限定盤が圧勝、秋川雅史の週間売上が10万枚突破
首位を獲得したMr.Children「フェイク」の売上は28.1万枚だった。これに関しては40万枚限定シングルということもあり、消化率という側面から様々な見方が飛び交ったが、ミスチルとしては久々の風変わりなアップチューンでのシングルだったことでライト層からの支持が得にくかったことなどが消化率を悪くしたという見方が当時多数見受けられた。
また2位となった秋川雅史の売上はついに10万枚を超え、この売上で秋川雅史は当時の年間3位まで浮上した。

1位…Mr.Children「フェイク」(初動28.1万枚、年間初登場2位)
2位…秋川雅史「千の風になって」(週間10.2万枚、当時年間3位:24.8万枚)
3位…安室奈美恵「Baby don’t cry」(初動5.2万枚、年間初登場14位)

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第8週:V6が首位獲得、秋川雅史が年間トップに浮上!
V6が伸び調子の秋川雅史を振り切り週間首位となった。ちなみに、「HONEY BEAT」に関しては小中学生のライト層を中心に評価が高かったという見方が存在している。
今週も2位となった秋川雅史はついに関ジャニ∞を抜いて年間暫定首位の座に躍り出た。この時点での累積売上は33万枚だった。

1位…V6「HONEY BEAT/僕と僕らのあした」(初動10.0万枚、年間初登場10位)
2位…秋川雅史「千の風になって」(週間8.3万枚、当時年間1位:33.1万枚)
3位…Mr.Children「フェイク」(週間3.1万枚、当時年間3位:31.2万枚)


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第9週:エンドリが初動10万枚割れ、前週のV6以下の初動に
首位を獲得したENDLICHERI☆ENDLICHERI(堂本剛)「空が泣くから」の初動は9.6万枚と大苦戦を強いられた。ついに初動が10万枚を割れ込み、前週のV6と比較すれば、そのV6よりも下という結果だった。
またこの週、トップ10入り間近の11位にはFUNKEY MONKEY BABYS「Lovin’ Life」が先週の13位から上昇してランクイン。この週を含めた3週間の順位が21→13→11という上り調子であった。

1位…ENDLICHERI☆ENDLICHERI「空が泣くから」(初動9.6万枚、年間初登場11位)
2位…秋川雅史「千の風になって」(週間6.9万枚、年間1位:40.0万枚)
3位…Gackt「野に咲く花のように」(初動4.1万枚、年間初登場25位)


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第10週:オリコン通算1000作目のシングル1位はEXILEが獲得!
首位を獲得したEXILE「道」はオリコン通算1000作目のシングル首位獲得作品となった。初動は8.4万枚であった。
下位はストレイテナー、いきものがかり、ムラマサ☆、YUIと、スカを含めやや普段よりもロック色の強いチャートとなった。そんな中10位に大阪発のHIPHOPグループ・ET-KINGの「愛しい人へ」がランクイン。関西を中心に大きな支持を得たことが上位進出に繋がった。

1位…EXILE「道」(初動8.4万枚、年間初登場14位)
2位…小池徹平/ウエンツ瑛士とガチャピン・ムック「君に贈る歌/ラッキーでハッピー」(初動5.5万枚、年間初登場21位)
3位…秋川雅史「千の風になって」(週間5.3万枚、年間1位:45.3万枚)

10位…ET-KING「愛しい人へ」(週間1.3万枚)


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上半期総括特集
2007年上半期総括特集vol.1:流れを変えた紅白…「千の風」が急上昇!

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