今週のオリコンシングルランキングでは、AKB48陣営の渡辺麻友「シンクロときめき」と、ジャニーズ陣営の山下智久「愛、テキサス」が激しい週間1位争いを繰り広げている。現在は、山下智久が累積売上で若干リードしている。
デイリー1位は連日入れ替わり、両者の売上差は登場4日目を終わって約3200枚と小さい。両サイドとも緊急イベント開催を宣言しておらず、集計期間内の「ドーピングなし」の勝負となっている。
■ 4日目終わって、3200枚差で山下智久がリード
デイリーランキングでは、登場初日の火曜付で渡辺麻友の「シンクロときめき」が1位、山下智久の「愛、テキサス」は2位となった。しかし、翌水曜付では山下智久が1位に浮上し、累積売上でも逆転する。このまま山下智久優勢かと思われたが、木曜付では再び渡辺麻友が1位になり、山下智久との累積売上差を約1600枚差まで縮めていた。
そして最新の金曜付では、山下智久が再度の逆転でデイリー1位に浮上し、渡辺麻友との累積売上差を約3200枚まで広げた。この結果より、明日も山下智久がデイリー1位を守れば、山下智久の週間1位獲得が濃厚となる。渡辺麻友にとっては、明日のデイリーで逆転できないと週間1位獲得が難しくなる状況である。
■ 両者とも緊急イベント攻勢なし
今回、山下智久は木曜付の時点で1600枚差リードと、決して勝利確実とは言えない状況だった。しかし、今回の山下智久サイドには土曜日の時点で「はだかんぼー」の時のような緊急イベント実施の動きが見られない。ちなみに「はだかんぼー」で緊急イベントの開催を宣言した時は木曜付でフレンチ・キス「If」に約5300枚差で負けていたが、今回は1600枚差で勝っている。
これまで、ジャニーズ勢は週間1位争いで負けそうになると、必ずと言っていいほど緊急イベントを実施してきた。そのことを考えると、山下智久サイドの静観姿勢からは「緊急イベントを行わずとも勝機がある」と考えている様子が推測できる。例えば、山下智久SHOPの売上はメーカー側ですぐ把握可能と見られるが、その売上加算量とスケジュールが分かっているなら、費用をかけてイベントを行う必要がないだろう。
また、渡辺麻友サイドも集計期間内にはソロとしてのイベント実施予定がない。日曜付までに売上を大きく伸ばす可能性は小さい状況だ。
果たして両者の週間1位争いはどのような形で決着を迎えるのだろうか。土日の両者の売上推移から目が離せない。
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・12/03/02(金)付オリコンシングルデイリー:山下智久が渡辺麻友を再逆転し1位浮上…山下智久のリードは約3200枚に拡大!
[以下参考資料]
ジャニーズが緊急イベントを仕掛けて勝利した例
・オリコン週間1位ピンチのSexy Zone、キスマイらも参加する握手会を緊急追加! Not yetもイベント追加で応戦!
・Not yetとのオリコン週間1位争いでピンチのSexy Zone、19日に緊急握手会開催決定! (以上、Not yet vs Sexy Zone)
・11/01/23(日)付オリコンシングルデイリー:山下智久、前日から2.5倍増で奪首! 握手会効果で大逆転週間1位へ!
・フレンチ・キスとのオリコン週間1位争いでピンチの山下智久、日曜日に緊急イベント開催決定!(以上、フレンチ・キス vs 山下智久)
・シングル週間争い、TOKIOが週末キャンペーンで逆転1位!Sound Horizonは自己最高初動も僅差で及ばず (Sound Horizon vs TOKIO)
・Hey!Say!7、首位獲得の裏にあった東方神起との「握手会 VS タッチ会」 (東方神起 vs Hey!Say!7)
緊急イベントを仕掛けられたものの逃げきった例
・GReeeeNが2週連続1位獲得、タキツバのイベントによる追撃を振り切る!(GReeeeN vs タッキー&翼)