今週のオリコン週間シングルチャートによると、アニメ「らき☆すた」OPである泉こなた(平野綾),柊かがみ(加藤英美里),柊つかさ(福原香織),高良みゆき(遠藤綾)「もってけ!セーラーふく」の2週目は週間6位となることが分かった。2週目の売上は29760枚だった。
これで同作品は2週連続のオリコン週間トップ10入りとなった他、次週の累積売上10万枚突破を確実とした。10万枚を突破すると、近年の傾向から年間トップ100への登場もほぼ確実なものとなる。
・今週の「もってけ!セーラーふく」
6位…泉こなた(平野綾),柊かがみ(加藤英美里),柊つかさ(福原香織),高良みゆき(遠藤綾)「もってけ!セーラーふく」)
(デイリー)月8→火16→水14→木12→金4→土8→日9
売上29670枚…累積95667枚
初動で6.6万枚を売り上げて、これまでの1位運動対象作品とは明らかに違う勢いを見せ付けた「もってけ!セーラーふく」。売上はわずか2週で最近の声優歌手作品としては異例の9.6万枚を売り上げることになった。
ここで、昨年多く取り上げたハルヒ関連作品との比較を行ってみた。比べれば比べるほどに得られる驚愕の結果をご覧頂きたい。
2週目の売上
「ハレ晴レユカイ」…12705枚
「涼宮ハルヒの詰合」…13725枚
「もってけ!セーラーふく」…29760枚
2週目までの累積売上
「ハレ晴レユカイ」…47586枚
「涼宮ハルヒの詰合」…46224枚
「もってけ!セーラーふく」…95667枚
9万枚到達まで
「ハレ晴レユカイ」…17週
「涼宮ハルヒの詰合」…20週
「もってけ!セーラーふく」…2週
10万枚到達まで
「ハレ晴レユカイ」…35週(圏外9週を加えると44週)
「涼宮ハルヒの詰合」…34週(圏外2週を加えると36週)
「もってけ!セーラーふく」…3週?
両アニメの共通点は、「京都アニメーション」(通称京アニ)が製作にかかわっていることである。あとは、平野綾が作品に絡んでいることだろう。両作品共に「ニコニコ動画」で本編動画以外にも数々のMAD動画(本編の動画からシーンや音声などを用い、他の作品のものと結合したりして作られる動画)が1500件以上投稿されており、こうした動画サイトから人気に火がついたという見方もある。
これら共通点がありながらも、昨年あれだけ話題になり何度も凄いと言われてきたハルヒ関連作品の勢いを、らき☆すたOP「もってけ!セーラーふく」はあっさりと超えてしまっている。来週以降もどこまで伸びるかは未知数であり、「ハレ晴レユカイ」などと同じようにロングヒットした場合、累積売上は年末までに20万枚近くに達する可能性もある。
ちなみに昨年の年間チャート100位は、SEAMO「ルパン・ザ・ファイヤー」で9.9万枚だった。また、20万枚となると昨年では年間46~48位相当になる。ちなみに、昨年の「ハレ晴レユカイ」の年間終了時点の売上は9.4万枚であり今週早くも上回ってしまった。
3週連続トップ10入り、累積売上の推移、年間チャートでのランクインと、来週以降の目玉も盛りだくさんである。引き続き各推移に注目だろう。
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TVアニメ「らき☆すた」OP主題歌 もってけ!セーラーふく | |
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オリコン初登場2位&初動6万6千枚に驚かさせたが、まさか2週連続トップ10に加え累計枚数約9万6千枚とは圧巻ですね。
去年はオリコン集計変更でハレ晴レユカイが年間トップ100入りを逃してしまいガッカリしましたが、今年は期待できそうで楽しみです。
もうすぐ上半期が終わろうとする現状で今年のシングル20位が15万枚もいってないことを考えると年間50位以内も十分可能ですね。
このような秋葉系のアニメの曲がヒットチャートの上位に顔を出してるのを見てると個人的にがっかりする。今のチャートは昔と比べて容易に初登場トップ10入りできるから“トップ10”の価値が下がってきてるような気がする。もちろん従来の歌手の方たちがCD不況もあって売り上げが落ちてるせいもあるけど。
「驚かさせた」ではなく「驚かされた」ですね。修正しておきます。
>“トップ10”の価値が下がってきてるような気がする。
>もちろん従来の歌手の方たちがCD不況もあって売り上げが落ちてるせいもあるけど。
CD不況というよりもCDを購入させるだけの力がアーティストにないんだと思う。
固定客だけを向いてる音楽を作ってる限りは売り上げ数も読めちゃうし。
今回の盛り上がりは曲に買わせるだけの力があったと考えるべき。
いくら秋葉原系だと言っても価値を感じない物にお金を投入する人は無いと思うのです。
自分はとりあえずベスト10に入ればよしとしてます。JPOPの最大の魅力はなんといってもその時代を反映してくれることにあるのです。曲自体は個人の好みで分かれますが、JPOPという面からみればヒットしてればいいのです。二、三年後くらいに聴いてみて懐かしいというノスタルジックな気に浸るのがいいわけです。今のPOPはダメだとか言うのなら聴かなければいいわけです。自分の好きなジャンルの音楽を聴いてるほうがよほど価値があります。もう10年以上POPを聴き続けていますがそれは今も昔も変わりません。今回のらきすたがヒットしてもそれは私にとってのひとつの思い出の曲となるでしょう、名曲かは別にしても。もっと寛大な心をもって流行曲を聴いてみましょう。今のPOPはいろんなジャンルの曲があるので楽しいですよ。
最近は典型的なJ-POPな楽曲が飽きられていると感じます。
故に、昔はごく一部の聴衆しか得ていなかったジャンル、例えばHIPHOPやReggae等も昨今ではかなり一般的になり、ランク上位常連のアーティストも今では居ます。
そんな流れの中、奇抜な楽曲が突発的に売れることは決して間違いではないかと思います。
勿論、そういう楽曲は万人受けするわけではなく好き嫌いは個人的にはあるでしょうが、情報番組やCMタイアップ等で予め曲の認知度を上げられる一部の有名アーティストばかりが入って当然という”トップ10”こそ価値がないかと考えます。
CDというパッケージで買いたい!って思える曲だったんですよ。「もってけ!~」は。
ネットでの購買運動とかだけで今回の数字が生み出されたとは到底思えない。
印象に残らない似たよーな楽曲が量産されてる現状ではインパクトがあり、耳に残る曲はそれなりの数字が出せるってことでしょう。
あとアニソンという点もただの流行歌と違って「魂」こもってたりするからその辺リスナーは感じとったんじゃないかと。
[ら]→らい週からでも![き]→きけばわかる![す]→すばやいうたう![た]→たしかな好印象!
大満足!!
星☆4っつ!
(ひろきぽん)
もってけ!はオレが今年初めて買ったCDだ( ~っ~)/
いろいろ意見はあるけど、こんだけインパクトでかいから売れるのは当たり前だと思う。